新事業の開始
2月28日をもちまして、北部ムライティブ県と東部アンパラ県での事業が無事完了いたしました。ご支援くださった支援者の皆様、日本政府には、感謝を申し上げます。
3月からは、支援者の皆様と、日本政府の協力を得て、北部ムライティブ県とキリノッチ県での事業を開始しました。
これまでの経験を生かし、
農業生計回復支援として、
①農業給水支援:48基の農業用井戸建設と給水ポンプ・井戸保護フェンスの配布
②生産性向上支援:コンポスト作成や有機農薬作成などの農業技術ワークショップの開催と種・苗・農業器具の配布
③収入向上支援:生産物から効率よく収入を得るためのマーケティングをテーマとしてワークショップの開催
コミュニティ再生支援として、
①井戸管理委員会の形成:4世帯(井戸2基)で構成する24の井戸管理委員会を設立し、給水設備と共有農具の共同管理を通してコミュニティ活動の意義やリーダーシップの取り方を身に着けるワークショップを開催する
②農業協同組合形成:5つの農業協同組合を形成することで組合化による収入向上を目指す
を実施します。
今回より、前回まで事業を行っていたムライティブ県プドゥクリルプ郡に加え、同県オッディスダン郡、キリノッチ県パッチラパライ郡で事業を展開することとなりました。
それぞれの地域にはもちろん選んだ理由があります。
・ムライティブ県プドゥクリルプ郡:悪路のために支援が行き届かず、未だ取り残されてしまっている
・ムライティブ県オッディスダン郡:ムライティブ県の中で最も戦闘の激しい地域であったたため、支援ニーズが高い
・キリノッチ県パッチラパライ郡 :2012年に再定住が行われたばかりの地域で、まだ支援が届いていない
次回以降、各地域について順番にご紹介します。
現地総務経理担当 那須田 智生
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