北部農業協同組合メンバーへのインタビュー
ビシュワマドゥイースト郡バラティプラム村に住むセルバラニさんには7人の子どもがいました。紛争で娘を一人無くし、息子がまだ1人行方不明です。今では5人の子どもと夫とともに暮らせるようになりました。しかし、2009年に避難した際に全ての財産を失いました。
以前、セルバラニさんは村で有名な農家でした。最新の技術や有機コンポストを使って農業を行い、多くの利益を得ていたためです。しかし、2010年に帰還した際に自分の土地にあったのは、簡易シェルターとしてのテントのみでした。夫は身体的、精神的に新しい生活を開始する状態にはなく、テントを設置するのに苦労し、経済的な問題にも直面しました。当然、男性が行うような日雇い作業もすることができず、生活が追いつめられていました。
そんな折、ジェンがニーズに沿った支援をしてくれ、再び幸せな生活を送ることが可能になりました。彼女はジェンが設立した農業協同組合に興味を持ち、組合の運営メンバーになりました。今では有機コンポストの生産や村の人々と良い関係づくりを楽しんでいます。
彼女の夢は次の世代が健康になることです。農業協同組合がコンポストの材料となるごみを村から集めることで、村がより清潔になることを信じています。そして、コンポスト作業場がもたらす収入によって村の経済に活気が出ること、災害時の備えができるようになることを願っています。
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