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2014年5月22日 (木)

新事業の開始

 2月28日をもちまして、北部ムライティブ県と東部アンパラ県での事業が無事完了いたしました。ご支援くださった支援者の皆様、日本政府には、感謝を申し上げます。

 3月からは、支援者の皆様と、日本政府の協力を得て、北部ムライティブ県とキリノッチ県での事業を開始しました。

これまでの経験を生かし、

 農業生計回復支援として、
①農業給水支援:48基の農業用井戸建設と給水ポンプ・井戸保護フェンスの配布
②生産性向上支援:コンポスト作成や有機農薬作成などの農業技術ワークショップの開催と種・苗・農業器具の配布
③収入向上支援:生産物から効率よく収入を得るためのマーケティングをテーマとしてワークショップの開催

 コミュニティ再生支援として、
①井戸管理委員会の形成:4世帯(井戸2基)で構成する24の井戸管理委員会を設立し、給水設備と共有農具の共同管理を通してコミュニティ活動の意義やリーダーシップの取り方を身に着けるワークショップを開催する
②農業協同組合形成:5つの農業協同組合を形成することで組合化による収入向上を目指す

を実施します。

 今回より、前回まで事業を行っていたムライティブ県プドゥクリルプ郡に加え、同県オッディスダン郡、キリノッチ県パッチラパライ郡で事業を展開することとなりました。

140522_project_map2014

 

 それぞれの地域にはもちろん選んだ理由があります。

・ムライティブ県プドゥクリルプ郡:悪路のために支援が行き届かず、未だ取り残されてしまっている
・ムライティブ県オッディスダン郡:ムライティブ県の中で最も戦闘の激しい地域であったたため、支援ニーズが高い
・キリノッチ県パッチラパライ郡 :2012年に再定住が行われたばかりの地域で、まだ支援が届いていない

 次回以降、各地域について順番にご紹介します。

 現地総務経理担当 那須田 智生

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

5月 22, 2014 東部帰還民支援農業支援北部帰還民支援井戸管理委員会 |

2014年5月 8日 (木)

北部農業協同組合メンバーへのインタビュー

 ビシュワマドゥイースト郡バラティプラム村に住むセルバラニさんには7人の子どもがいました。紛争で娘を一人無くし、息子がまだ1人行方不明です。今では5人の子どもと夫とともに暮らせるようになりました。しかし、2009年に避難した際に全ての財産を失いました。

 以前、セルバラニさんは村で有名な農家でした。最新の技術や有機コンポストを使って農業を行い、多くの利益を得ていたためです。しかし、2010年に帰還した際に自分の土地にあったのは、簡易シェルターとしてのテントのみでした。夫は身体的、精神的に新しい生活を開始する状態にはなく、テントを設置するのに苦労し、経済的な問題にも直面しました。当然、男性が行うような日雇い作業もすることができず、生活が追いつめられていました。

 そんな折、ジェンがニーズに沿った支援をしてくれ、再び幸せな生活を送ることが可能になりました。彼女はジェンが設立した農業協同組合に興味を持ち、組合の運営メンバーになりました。今では有機コンポストの生産や村の人々と良い関係づくりを楽しんでいます。

 彼女の夢は次の世代が健康になることです。農業協同組合がコンポストの材料となるごみを村から集めることで、村がより清潔になることを信じています。そして、コンポスト作業場がもたらす収入によって村の経済に活気が出ること、災害時の備えができるようになることを願っています。

【コンポスト材料のごみ回収】
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【回収した材料の裁断作業】
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5月 8, 2014 農業支援北部帰還民支援 |