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2014年4月24日 (木)

東部農業協同組合メンバーへのインタビュー

 コンポスト作業場の前で座るのは大きな喜びです。この建物は地域全体の財産です。私の知る限り、私たちが村に帰還して初めての建設された建物です。

 紛争後に帰還して以来、私は生計を回復させるために、多くの政府機関や支援団体と連携しようと試みましたが、全てうまく行きませんでした。

 伝統的な農家として、私は「空、大地、雲、そして神」に従い、収穫をめざして農作業を行っていました。しかし、気候が変化し、雨量が少なくなったため、雨水に頼った野菜栽培のみで生計を立てることはできませんでした。希望を捨てずに解決策を探し、準備を続けました。続けていれば、いつかは乗り越えられると思っていたからです。しかし、無情にもその後も雨は降らず、土地は乾き続ける一方でした。

 そんな時にJENは、野菜を育てるための水を供給してくれました。JENの支援に感謝し、私はその年を「JENの年」とし、菜園も「JENベジタブルガーデン」と呼ぶことにしました。

 また、コンポスト作業場は新たな収入を生み出してくれています。コンポストを製造し、それを売ることで収入を得ることができます。

 農業協同組合では2、3人を従業員として雇用し、コンポスト作業場を運営することを考えています。そして、村の住民たちが無農薬コンポストを使えるようにしていきたいと思います。

 無農薬で栄養価の高い野菜を摂ることで、人々が穏やかで平和な、幸せな生活を送れるようになることを願っています。

 JENと日本のみなさんにとても感謝しています。

【インタビューの様子】
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【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

4月 24, 2014 東部帰還民支援 |

2014年4月10日 (木)

農業協同組合

 これまで農業用井戸建設やワークショップの様子をご紹介してきましたが、JENは農業協同組合の設立の支援も行っています。

 農業協同組合は農業用井戸を管理する井戸管理委員会のリーダーで構成し、1世帯では解決が難しい問題や新しいチャレンジに対して協力して取り組む仕掛けとして設立します。
 とは言え、協同組合と言っても抽象的であるため、具体的なテーマとして共同コンポスト作業場を設置し、その運営を基盤として協同組合を強化することにしました。
 コンポスト作業場の設置に当たって、コンポストの材料を集めるためのトラクター、コンポストの材料を効率よく粉砕するための裁断機、作業するための機材、それらを保管するための倉庫を農業協同組合に提供しました。

【提供したトラクター】
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【材料を粉砕する裁断機】
140409_chopper

【建設した倉庫】
140409_hut

 コンポストの作成は農業ワークショップを通して技術を伝え、各世帯で実践しているため、住民がよく知っています。そのため、コミュニティ強化のミソである組合運営に注力できると考えました。
その工夫もあってか、住民の間で議論が活発になり、「コンポストが大量に生産できるようになったら、農業局にブランド登録して売ろう」、「共同コンポスト作業場の倉庫を収穫した野菜の販売所としても使ってみよう」といった意見がから出ています。

【共同コンポスト場の様子】
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 そして迎えた開所(?)式は住民総出で準備が行われました。開所式は、住民が地元の子どもたちで構成された楽隊と共に敷地に行進して入場することから始まります。そして、コンポストの材料を裁断するデモンストレーションを行いました。その際に現地行政機関の担当官の人から「各世帯から材料が集められて裁断されることによって、蚊の繁殖場所が減って、デング熱対策にもなるね」と、新たな知見を得ることができました。

【開所式の様子。普段にはないデコレーションがされています】
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【子供たちによる楽隊】
140409_ceremony_by_children

【材料裁断のデモンストレーション】
140409_demo

住民のあまりの気合いにひるんでしまうほどでしたが、同時に農業協同組合の発展も期待できると感じる一日でした。

 現地総務経理担当 那須田智生

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4月 10, 2014 井戸建設・修復 |