象の脅威
東部地域は野生の象による被害に悩まされています。
現地の人たちの話によると、日中は林の中にいるものの、夜間になると林から出て来るそうです。
JENの事業地でも写真のように象の足跡が見られます。
この象問題は非常に深刻で、被害が大きいところでは村人が村から出て行ってしまうほどです。
周辺には写真のような木の上の監視台がいくつも見られます。
夜の間は交代で監視台に立ち、象の往来をチェックしています。
この地域の人たちには対策として、現地行政機関から爆竹が配られているようでした。
爆竹の音を使って象を追い払うそうですが、集団になるとこの爆竹も効果がなく、どうしても避けられない場合には近くにあるコンクリート製の小学校に逃げ込むそうです。
夜も安心して眠れない。
そんな現地の人たちはみな「農業用井戸で得た収入でしっかりした家を建てたい」と言います。
今回、その言葉の奥にある背景の一端を知ることができました。
現地総務経理 那須田智生
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