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2014年1月30日 (木)

象の脅威

 東部地域は野生の象による被害に悩まされています。

 現地の人たちの話によると、日中は林の中にいるものの、夜間になると林から出て来るそうです。
JENの事業地でも写真のように象の足跡が見られます。

【象の足跡】
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 この象問題は非常に深刻で、被害が大きいところでは村人が村から出て行ってしまうほどです。
 周辺には写真のような木の上の監視台がいくつも見られます。

【象の監視台】
140130_lookout

 夜の間は交代で監視台に立ち、象の往来をチェックしています。
 この地域の人たちには対策として、現地行政機関から爆竹が配られているようでした。
 爆竹の音を使って象を追い払うそうですが、集団になるとこの爆竹も効果がなく、どうしても避けられない場合には近くにあるコンクリート製の小学校に逃げ込むそうです。

【現地の人の家】
140130_shlter

 夜も安心して眠れない。
 そんな現地の人たちはみな「農業用井戸で得た収入でしっかりした家を建てたい」と言います。
 今回、その言葉の奥にある背景の一端を知ることができました。

 現地総務経理 那須田智生

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
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1月 30, 2014 東部帰還民支援 |

2014年1月23日 (木)

現地の方へのインタビュー その3(東部)

 私はカンチクドゥッチアールという村に住んでいます。2006年に紛争で土地を追われ、2010年に元々住んでいた村に戻ってくることができました。

 私には娘が1人おりますが、夫を2012年に失っています。野生の象を夜間に監視していた際に襲われてしまいました。夫の仕事は夜間のセキュリティと野生動物から農作物を守ることが主な仕事でした。

 夫を失ったことで、希望を失い、もう普通の生活ができないことを覚悟しました。私と娘は何とかして生計を立てるために知恵を絞りました。その結果、雨季の4か月間だけは農業をすることができるようになりました。ナッツとトウモロコシが主な収穫物です。

 しかし、野生動物から農作物を守ることは難しく、灌漑設備もないため、雨季が終わった後は収入がなくなってしまいます。また、トイレもない小さな小屋で生活をしています。安全ではないため、安心して夜を過ごすことができません。しかし、土地を離れることはできません。私たちが村から離れてしまうと、土地が奪われてしまいからです。娘が材料を集めてほうきを作って売っていますが、収入はわずかです。

 今回のJENからの支援は、私が今の土地に戻ってきてから初めて、支援団体から受ける支援です。まさか、農業用井戸を設置してもらえるとは思ってもいませんでした。
 おかげで1年中、水を利用することができ、農業が続けられます。井戸が完成したらココナッツを栽培しようと考えています。そしてお金を貯めて、ここに娘と永住できるような家を建てたいと思います。

【現地の方と、インタビューをするJENスタッフ】
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1月 23, 2014 東部帰還民支援農業支援 |