現地の方へのインタビュー(東部)
私は2006年の紛争で避難し、2010年に帰ってきました。現在は、東部アンパラ地区のテルックユービル郡にある、タンガベユトゥプラムという孤立した村に住んでいます。私の家族は6人で、3人の娘と息子がいます。私の夫は糖尿病のため、重労働はまったくできません。
【お母さんと一緒に学校から帰って来た子ども】
夫が働けないので、私が水田の雑草の除去作業をしたり、乾季に森林で育つ野草の葉を売ったりして、少ない収入を得ています。その日暮らしがやっとできるだけの額で、唯一の収入源です。これ以外には、雨が降るとチェナ(挽いたナッツやトウモロコシのような高地の作物)の耕作をします。でも十分な雨が降らないと、他の村へ移動して臨時の仕事をしなければなりません。
私たちが住む村では、持続して収入を得るための支援がないので、このような生活を長い間続けています。施設などの不足のため、多くの親が子どもたちへの教育をやめてしまいました。でも、私は子どもたちに最高の教育を受けさせたい。そのためには、恒久的で持続可能な収入を産み出すメカニズムを見つける必要があります。もし水が供給されれば、小さな菜園を作って野菜を育て、収入を得ることができます。これが私の希望の始まりで、この収入によって子どもたちに食事を用意することができます。そして私が家庭菜園をすることで、子どもたちを育てるためどれだけ犠牲を払っているかに気づかせ、勉強するよう励まし、将来何をしたいか考えてほしい、と思っています。
今私たちは非常に苦しんでいます。あばら家に住んでいるので、雨水が屋根から滲みでてきます。教科書は雨水で濡れてしまいます。村への野生の象の攻撃が頻繁にあり、夜はよく眠れません。そのため、村人は一か所に集まって寝ています。私たちに今、必要な生活基盤は家と水なのです。
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