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2013年8月22日 (木)

【スリランカ東部】現在進行中の東部事業の様子

日本の外務省と皆さまからのご支援により東部バティカロアで現在行っている支援活動をご紹介します。

東部では、①農業給水支援として農業用井戸建設と給水ポンプの配布、②井戸管理委員会の立ち上げとコミュニティ強化のためのワークショップを開催し、生計の向上・安定の支援を行っています。

私が訪れた7月は、井戸建設の真最中でした。

0822__excavation

井戸掘りは写真のように重機を使って行います。水量が豊かな井戸建設を目的に掘っているため、当然、水が湧き出てきます。この水が厄介で、土と同時に水も掻き出さなければなりません。

0822__failed_well

通常、工事前に予め地質調査を行い、水が出てきそうな地点に絞り込んで掘り始めます。ですが、中には少し掘っただけで大量の水が湧き出てしまい、井戸としては掘り進められないものも出てきます。

0822__drill

東部の地質は硬い岩盤を含んでいるため、岩を砕きながら掘り進めます。1台の重機でシャベルからドリルに部品交換して掘削し、岩が砕けたらシャベルに部品交換して掻き出す、の繰り返しなので、ただ掘るよりも時間がかかってしまうのです。

0822__mason_preparation

10M近く掘り進めて、十分な量の水が湧き出ることを確認できると、井戸としての形づくりとなる石工作業が始まります。この石工作業では、レンガを底まで運び~セメントを作成し~レンガを組み上げる作業は、すべて手作業です。井戸なので湧き出る水を吸い上げながらの作業となります。

0822__mason_work

写真は井戸の底での石工作業ですが、10Mの深さがあるので途中は、足のつかない場所で数本の板を渡しての作業となります。

現地総務経理担当 那須田

8月 22, 2013 心のケア事務所・スタッフ文化、生活、習慣東部帰還民支援井戸建設・修復 |

2013年8月 8日 (木)

東部事業の視察

 本部スリランカ事業担当から現地総務経理担当となりました那須田です。
 赴任にあたり、事業地の視察をしましたので、その様子をご紹介したいと思います。

 こちらは2011年に東部バティカロアで行った農業用井戸の建設のその後の様子です。

130808_agrowell_2011_in_east

 建設から2年が経過しましたが、なんと給水ポンプが増設されていました!
井戸ができたことで農地を拡張することができ、さらに農地を広げるためにポンプを購入したとのことです。
 今ではくみ上げた水を貯めておく貯水タンクも建設し、井戸の水が枯れてしまっても水を使えるような工夫もしています。
130808_tank_in_east

 コンポストの利用や水が行き渡りやすくなるような耕し方など、ワークショップで行った農業実習の内容も実践されていました。

130808_workshopagriculture

 また、ワークショップで行った帳簿付けもしっかり継続されていました。

130808_workshop_cashobook

 収入が増えたことで、自分たちでさらに収入を得る手段を導入するサイクルが出来上がっていました。井戸ができる前は500~2000ルピー(日本円で約400~1500円相当)だった月収が、5000~10000ルピー(4000~8000円相当)にまで増えたそうです。
 2年でここまで変わるものなのですね。

 現地総務経理担当 那須田



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8月 8, 2013 東部帰還民支援農業支援井戸建設・修復 |

2013年8月 1日 (木)

サルボダヤの創設者のご自宅を訪問しました

 JEN事務局長と総務会計担当が、ソーシャルワーカーの先駆けとして著名な「サルボダヤ・シュラマダーナヤ」の創設者、アリヤラトネ氏にお会いしました。

 スリランカで非常に有名な方に会うのが少し不安でもありましたが、奥様と共に温かく迎えてくださいました。アリヤラトネ氏はスリランカの国民服を身に纏い、非常に謙虚で誠実な方で、その佇まいもやはりスリランカを代表するに相応しいオーラがありました。アリヤラトネ氏の生き方はスリランカの人々に尊敬され、賞賛されており、貧困に苦しむ人々に自信と勇気を与えてきました。 

 アリヤラトネ氏は、サルボダヤ・シュラマダーナヤ運動を1958年に始めました。サルボダヤは非営利の組織で、現在34県15,000の村で事務所を持ち、活動を広げています。
 サルボダヤは「人々の覚醒」と言う意味で、シュラマダーナは「労働の分かち合い」という意味です。サルボダヤは、貧しい人たちの間で資源を分かち合うことで、貧困削減に取り組んできました。

 サルボダヤには、5R Unit(Relief<慰安>、Rehabilitation<復興>、Reconstruction<再構築>、Reconciliation<和解>、Reawakening<再覚醒>)と呼ばれる、生活の向上に関する有名な言葉があります。紛争の影響を受けた地域も、サルボダヤの活動で勇気づけられています。

コロンボ事務所総務担当 ジョナサン・ルーパシンへ

※アリヤラトネ氏はスリランカから全世界に活動が広がっているサルボダヤ運動の創始者です。縁あって、同じくスリランカで自立支援を行っている団体としてお話する機会を持つことができました。

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8月 1, 2013 事務所・スタッフ東部帰還民支援北部帰還民支援 |