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2012年10月25日 (木)

自転車

 私が住むコロンボでは、自転車に乗る人をあまり見かけません。坂道が多いという訳ではなく、交通マナーに問題があるコロンボで自転車に乗るのは危険だからかと思っています。それでもごく稀に乗車している人を見かけるのですが、全て男性です。

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 先日北部事業地を訪れた際、小学生の女の子から成人した女性まで自転車に乗っているのを目にしました。これはシンハラ文化とタミル文化の違い?いえいえ、実はそうではありません。

 1990年以前は、ここ北部スリランカでも自転車に乗る女性はごくごく稀でした。この頃から経済制裁が始まり、ガソリンや石油が北部へ入ってこなくなってしまいました。そこで活躍したのが、こうしたエンジンがなくても走る自転車です。以降、北部では女性が自転車に乗る姿は珍しくなくなったと言われています。

10月 25, 2012 文化、生活、習慣 |

2012年10月11日 (木)

北部:戻ってきたけれど 2

(前回からの続き)

 住む場所や食べ物以外に必要なのが水になります。洗濯や入浴用の水は、唯一使用可能だった一井戸を清掃したうえで使用していました。しかし、乾期の為10日程で水が尽きてしまいました。

 飲料用には、国連機関が水タンクを3つ設置しました。50から70世帯での共有なので、一日一世帯当たり3.5から5L得られる計算になります。しかし、地方行政が担うことになっている水の補給は、財政上の理由からなされておらず、人々は約2㎞離れた隣の地区まで水を汲みに行かなくてはならない状況です。

 観光や高い経済成長率で知られる近年のスリランカですが、今も内戦時の影響下にある人々がいることを覚えていて頂けましたら幸いです。

 JENは5基の手押しポンプ式の管井戸(読み方:「くだいど」もしくは「かんいど」)を建設し、帰還した人々への水供給を支援していきます。

(本事業は支援者の皆様とジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。)

10月 11, 2012 北部帰還民支援井戸建設・修復 |