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2012年9月27日 (木)

北部:戻ってきたけれど 1

 ムラティブ県プドゥクリルブ郡マリガーティブ地区は、海岸から約5㎞内陸に位置しています。湖で漁業を営む人もいましたが、住民の大半は農業で生計を支えていました。というのも彼らは、政府の政策に基づき1950年代にジャフナ県から移り、ピーナッツ栽培に従事していたタミル人二世・三世なのです。

 彼らも内戦時に戦火を避ける為暮らし慣れた土地を離れ、マニック・ファームと呼ばれる避難民キャンプに身を寄せていました。ようやく元の場所に戻れるようになったのが、内戦終了から3年以上経った今年8月10日です。それから約1か月の間に394世帯の帰還が完了しました。

 マリガーティブまでは国連機関がバスやトラックを提供し、引越が行われます。到着した世帯には調理器具、バケツ、シャベル、鉈、ビニールシートといった食糧以外の生活必需品が配布されます。
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 戻ってきたけれど、そこには何もありません。廃材、茂み、ボロボロになりつつも何となく形を残した家、、、避難前の様子とはガラリと変わってしまっています。
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 雑草や散乱した廃材を取り除き、テントを張る場所を確保し、骨組みにする為の木材を集めます。
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 米、乾燥豆、ココナッツオイル、砂糖、小麦粉は月に一度配給がありますが、肉、卵、魚、野菜などは6km離れた場所まで買いに行かなくてはなりません。公共の交通機関はありませんので、徒歩もしくは(所有していれば)自転車になります。

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(次回に続く)

9月 27, 2012 北部帰還民支援 |

2012年9月13日 (木)

スリランカフェスティバルに行って来ました!

 はじめまして!JEN本部でプログラム・オフィサーをしております、上田と申します。いつもはスリランカ事業の管理業務を担当していますが、今日は9月8日(土)、9日(日)に代々木公園で開催された「スリランカフェスティバル2012」についてレポートしたいと思います。

【会場の様子。すごい人!】
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 毎年スリランカ大使館主催で行われるこのイベント、私は初めての参加だったのですが、とにかくすごい人!特にスリランカの紅茶や食べ物を販売する出店周辺は行列ができています。スパイシーな香りが漂って、異国気分満点。こんなにたくさんの人がスリランカに興味を持っているんだなぁと嬉しくなります。

【出店の様子】
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【ココナッツジュースのお店。
 目の前で豪快に割ってストローをさしてくれます】
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 イベント広場に設置されたステージでは、スリランカから招かれた様々な舞踏団が伝統的な踊りを披露していました。衣装がとても鮮やかです。変わった形のドラムですよね。面白いです。
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 そしてイベントの目玉は「ウィッキーさんのトークショー」!
みなさん、ウィッキーさんがスリランカ出身だってご存知でしたか?来日50年を迎えたウィッキーさん、日本への想いや東日本大震災後に宮城県で活動した感想などを時折ユーモアを交えてお話してくれました。
震災直後、多くの大使館関係者が自国へ避難する中、スリランカ大使はすぐに被災地へ入り、紅茶やカレーの炊き出しを行ったそうです。震災の影響で大使館関係のイベントも昨年は縮小、中止されることが多かったのですが、スリランカフェスティバルは昨年も同規模で開催されたとのこと。スリランカのみなさんの温かさ、日本との絆を感じました。

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 それにしても、当日は最高気温32度の猛暑、日本人は汗だくになっているのに、出店で調理や販売をしているスリランカ人は汗もかかず、涼しい顔。暑さに慣れているんですね。
カレーやタンドリーチキンなどをお腹いっぱい食べて、楽しみながらスリランカの文化に触れることができ、スリランカをさらに身近に感じた週末でした。

9月 13, 2012 文化、生活、習慣 |