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2012年6月21日 (木)

北部:質の高い支援を行うには

 戦火を逃れ国内を避難していた人々は、家や財産など全てを失ってしまっていることが多々あります。そういった人々を支える私たちJENの仕事は、常に質の高いものであることを追及しています。

 井戸修復を開始する前には、業者や地元から採用したコミュニティ・ワーカー(CW、 過去の支援速報を参照下さい:2010年9月9日、2010年9月22日、2011年9月29日)、修復した井戸の維持管理を担う井戸管理委員会(WMC)のメンバーへ、何故JENは「仕事の質」を求めるのか、何に基づき「質」をはかるのかといった事を共有する時間を設けます。
特に建設の専門家でないCWやWMCへは、JENの技術系スタッフが教材を作りレクチャーを行います。

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 修復作業が開始すると、JENの技術系スタッフだけでなく、フィールド・オフィサーやCWも全体の進捗に加え、セメント・ブロックを作る際の砂・セメント・メタルの比率など「質」を落とさぬよう細かく作業を確認します。

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 こうして完成した井戸は地元の人々の手に引き渡されます。しかし、JENはここで引き揚げません。6か月後最後の品質調査を行います。この時に万が一建設工程が原因で生じた欠陥があった際は、再度その部分を修復します。

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これが私たちの追及する質の高い支援です。

6月 21, 2012 北部帰還民支援井戸建設・修復 |