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2012年4月19日 (木)

東部:プロジェクト完了から3カ月を経て

 昨年12月末に完了した東部事業で農業井戸やコミュニティ強化のワークショップを受講した方の、今の声をお届けします。

 キラン郡ヴァッダヴァン村 Maheswaryさん(30歳女性)
 2エーカーの土地で7つの野菜を育てています。

 昨年習った自家製有機肥料を使っているお陰でよく育ち、市場での売れ行きも良くなりました。
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 この収入で小さなお店を開いたり、家畜を育てたりするようになりました。
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 さらには、貯蓄までできるようになり本当に嬉しいです。

 この大きな大きな農業用井戸を得た今の私たちには、今後どんなことでも乗り越えていける自信があります。

4月 19, 2012 東部帰還民支援農業支援井戸建設・修復 |

2012年4月 5日 (木)

【北部】JPFモニタリングチームの訪問

 3月28日、ジャパンプラットフォームのモニタリングチームがプロジェクトサイトを訪問し、ジェンスタッフも同行しました。

 午前中は、ムラティブ県プドゥクリルプ郡テビプラム地区で今年1月に開始された、井戸修理および井戸清掃事業のモニタリングです。この地域は、最後の紛争地域で最も被害を受けたプドゥクリルプ郡19地区のひとつです。 
下の写真は、テビプラム地区の共同建物がある一角を借り、業者が砂とセメントを使ってセメントブロックを成型する様子を説明しているところです(1日1000個単位で成型)。

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 下の写真は、井戸修復中、セメントブロックを井戸底にゆっくり降ろしているところです。
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 接着のためのセメントを用いて、どんどんブロックを積み上げています。
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住民を訪ねるためには紛争時に使用された塹壕跡や、相手側の攻撃を防ぐために用いられた土盛りの細いコブの上を慎重に車で通らなければならず、苦労してようやくたどり着きました。いくつかの世帯でモニタリングがなされた後

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 昨年12月に完了したムラティブ県プドゥクリルプ郡でのトイレ付き仮設住宅建設および井戸修復・清掃の事業地を視察。
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 住民の了承を得て、家の中でお話を伺い、建設後のトイレを見せていただきました。
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 スリランカは4月中旬がお正月にあたりますが、その前後に第二雨季が訪れます。雨で事業地へのアクセスが困難になる前に石工作業を終わらせようと、JENワウニア事務所は現在奮闘中です。今後も皆様からの温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

4月 5, 2012 北部帰還民支援井戸建設・修復 |