東部:日本大使館により視察がありました
今月上旬、2011年末で完了した事業地と新事業予定地の視察の為、日本大使館の方が東部バティカロア県へいらっしゃいました。
シンナワッタイ村では、帰還してからの生活や主な収入源である農業について住民の方から話を伺っていました。
この村では雨に頼って農業を行っているので、4月から12月の乾期には農業収入がなくなってしまいます。近くにある小川も、乾期には都市部で水を確保する為水門が閉じられてしまうので、ここからも水を得られない状況にあります。
ラージャプラン村では、完成した井戸をどの様に活用しているか、どの様に生活が変わったか等の聞き取りと、井戸や農業地の視察がありました。
この村では、今までとは違う新しい種類の作物を育てる取り組みが始まっていました。
これは、ワークショップで学んだ「効果的な生産とマーケティングへ向けたコミュニティ内での作物の調整」を実践したものです。
その土地の気候や土だけでなく、新しい作物を餌とする虫が発生し、周囲で育てている作物への影響はないかを調べる為、まずは限られた量・範囲で育てます。
問題がなければ、次のシーズンには栽培量を増やす予定です。
(手前に見えるのは、前回の支援速報で登場したクラッカンです。)