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2012年1月26日 (木)

東部:日本大使館により視察がありました

 今月上旬、2011年末で完了した事業地と新事業予定地の視察の為、日本大使館の方が東部バティカロア県へいらっしゃいました。

 シンナワッタイ村では、帰還してからの生活や主な収入源である農業について住民の方から話を伺っていました。

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 この村では雨に頼って農業を行っているので、4月から12月の乾期には農業収入がなくなってしまいます。近くにある小川も、乾期には都市部で水を確保する為水門が閉じられてしまうので、ここからも水を得られない状況にあります。

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 農業用井戸の必要性をお伝えするまたとない機会となりました。

 ラージャプラン村では、完成した井戸をどの様に活用しているか、どの様に生活が変わったか等の聞き取りと、井戸や農業地の視察がありました。


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 この村では、今までとは違う新しい種類の作物を育てる取り組みが始まっていました。
これは、ワークショップで学んだ「効果的な生産とマーケティングへ向けたコミュニティ内での作物の調整」を実践したものです。
 その土地の気候や土だけでなく、新しい作物を餌とする虫が発生し、周囲で育てている作物への影響はないかを調べる為、まずは限られた量・範囲で育てます。
問題がなければ、次のシーズンには栽培量を増やす予定です。

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(手前に見えるのは、前回の支援速報で登場したクラッカンです。)

1月 26, 2012 東部帰還民支援農業支援 |

2012年1月12日 (木)

ナンダ プドゥ ワルシャン / スバ アル アウダ ウェーワー

 お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

 コロンボは大晦日の夜10時頃から打ち上げ花火の音が聞こえ始め、新年3分前から至る所で爆竹と花火がひっきりなしに打ち上げられていました。

 今日はお祝い事関連で下記をご紹介しますね。

 これはハラッパー(Halapa)と言う、スリランカの中でもシンハラ文化に由来する伝統的なお菓子です。お正月には各家庭で手作りしたものを、ご近所に振舞うそうです。(因みに仏教国スリランカの新年は4月です。)
 誕生日などお祝いごとの際にもよく作られます。

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 作り方は至ってシンプルです。クラッカン(Kurakkan、シコクビエというイネ科の植物)の粉、細かくしたココナッツ、砂糖、塩を混ぜ合わせ、カンダという葉っぱに挟んで15分蒸したら完成です。
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各家庭で味付けが異なり、日本ではなじみの薄い食材と割と強い塩加減で今までに食べたことのない味もあれば、ココナッツ風味豊かな日本人にも馴染みやすいハラッパーもありました。

 2012年が皆様にとって素敵な1年となりますように。

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(タイトルは左からタミル語、シンハラ語で「明けましておめでとうございます」)

1月 12, 2012 事務所・スタッフ文化、生活、習慣 |