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2011年9月29日 (木)

コミュニティ・ワーカーの夢

キルバリニさんはムライティブ県ウッダヤカドゥ村に住む23歳の女性です。

 この県はタミル・イーラム解放の虎(LTTE)の最後の拠点として、政府軍との間で激しい砲撃戦が交わされた地域です。

 その為彼女も避難し、この地に戻ってきたのは今年の6月末でした。ジェンはこの地で帰還したばかりの人々の生活再建を支援しています。

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 さてキルバリニさんですが、病気の母親と12歳の弟の面倒を見る為、現在ジェンのコミュニティー・ワーカー(CW)として働いています。
 支援内容の説明、その為に必要となる調査の実施など、CWは地域の人々とジェンの橋渡しをする重要な役目を担っています。

 そんな彼女の今後の夢は、大学入学資格を得るための試験を受けることです。スリランカでは13年生修了時に試験があり、その結果に応じて大学入学および志望学科への振り分けがなされます。

 地元での生活再建がなされ、彼女の夢が叶う日が一日も早く訪れることを願ってやみません。

 (本事業は、支援者の皆様およびジャパン・プラットフォームの助成により2011年7月より実施しています。)

====== ご報告 =============

 平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

 これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
 支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
 詳しくは、こちらへ

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緊急募金を受け付けています。

 ↓↓↓↓↓↓↓
 
○郵便振替口座 00170-2-538657
 
口座名 JEN

 
 通信欄に「東日本大震災」と記載ください。


 ○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA

 
 プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。

 その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、 ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。

9月 29, 2011 東部帰還民支援 |

2011年9月15日 (木)

【北部】JPFモニタリングチームの訪問

 9月5日から6日にかけて、ジャパンプラットフォーム(JPF)モニタリングチームがスリランカを訪問しました。ジェンスタッフも同行し、いくつかの地域で、住民と直接いろいろな話をしました。

 1日目は、6月末に完了したワウニア県ワウニア郡での井戸修理および井戸清掃事業のモニタリングです。
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この写真は、井戸が生活用井戸としてだけでなく、農業用井戸として住民の生計支援に役立っているという一例をモニタリングしている写真です。
写真にも写っていますが、元気いっぱいに育っているバナナの葉が、井戸の後ろに続いています。

 2日目は、7月上旬に開始したムラティブ県プドゥクリルプ郡でのトイレ付き仮設住宅建設および井戸修復・清掃の事業地をモニタリングです。
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この地域は、最後まで紛争地域だったため、かなりの被害を受けています。地雷の簡易調査は終わりましたが、依然として不発弾の簡易調査を続けている状況です。また、道中周辺には、トラクターやトタン板といった物が、道路脇に数多く廃棄されています。
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私たちは鬱蒼とした草木で覆われた険しい細い道を慎重に通り抜け、ようやく最初の住民の家にたどり着きました。
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住民の了承を得て、家の中も見せていただきました。

この地域では、家の壁が、大きさの違う廃棄されたもので仮に覆われています。場所によっては塹壕の脇を通らなければ辿り着かない地域もあるので、住民によって、まず、これらの場所への入域が可能になってから、必要な材料を事業地にそれぞれ運びこむことになります。

 現在9月末の雨季を前に、JENワウニア事務所は事業地で全ての石工作業をなんとか終わらせるべく事業を進めております。

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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

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9月 15, 2011 北部緊急支援 |

2011年9月 1日 (木)

私たちに不可能なことなんてあるのだろうか?

 東部バティカロアでは現在、三段階に分けたワークショップの第二段階を行っています。

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 今回のテーマは「より高品質な生産のための種まき、収穫、マーケティング」です。ジェンスタッフ一同、参加者の声に心から嬉しくなりました。

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「折角身の回りに資源がたくさんあるというのに、それに気付かず活用し損ねていました。それどころか、化学肥料にお金を費やしていたのです。今までこんな驚きのあるトレーニング・コースには出会いませんでした。

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 それから、今後農業について相談事がある際に、連絡をとれる人との繋がりもできました。今回のワークショップでは実際に農地に出て、実践的な方法を教えてもらったので、今後に生かせる知識が増えました。
本当に有益なワークショップで、やる気が湧いてきました」

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 参加者達に今までの基本の農業知識があるからこそ、ワークショップで更なる知識をぐんぐん吸収していけるのです。村人同士が力を合わせれば、今の倍の収穫・収入が得られるでしょう。
地域発展の役に立てることを誇りに思っています。

(本事業は支援者の皆様および外務省のご支援により進めております)

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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

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9月 1, 2011 東部帰還民支援農業支援 |