故郷で再スタート~井戸の修復とともに~
マラカサンさんは2007年8月に地元マラガイを追われてから9か所を転々とし、2009年にマニックファームという避難民キャンプにたどり着きました。その後、故郷に帰って来られたのは、2010年10月でした。
避難生活が始まるまでは、所有していたトラクターと水ポンプを使い、夫が農業をしていました。しかし、今の彼女にはそのどれもがありません。
地元での生活を始めるに当たってまず立ちはだかったのが、井戸が使えないということでした。彼女の井戸は破損しているだけでなく、人骨が出てきたり、汚染が見て取れました。そのため、遠くまで水を汲みに行くことが新たな日課となったのです。
ジェンが井戸を修復・清掃することにより、彼女の井戸は以前と同じように機能を果たすようになり、農業も再開するに至りました。
(本事業はジャパン・プラットフォーム、そして、支援者の皆様のご協力のもと実施しております。)