2010年スリランカ北部での活動を振りかえって
スリランカ北部。
紛争で廃墟と化したワウニア・ノース郡の村に戻った帰還民は、ビニールシートで雨露をしのいでいました。そこで、JENは、彼らにトタン板と木材を配布し、仮の家を建設することができました。
その後、帰還民からなる井戸の清掃チームを結成し、大半の家にある井戸の清掃を行いました。紛争は、建物や生計手段が失われてしまうという物理的な被害に加え、トラウマや避難生活のストレスによる家庭内の不和や、地域の営みの中断によるコミュニティ機能の喪失という目に見え
にくい被害も起こります。1年半にわたった避難生活の後に廃墟と化した村に戻って、初めて、村びと同士で協力して行う仕事となったのです。
JENは、井戸清掃を中心に、ワークショップや共同作業を通して、引き続き近隣の住民同士のコミュニケーションを増やすサポートをしてまいります!