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2011年1月27日 (木)

動物園では人気者だけど・・・

110127  東部バティカロア県の事業地に向かう途中、森の中の幹線道路を走り抜けていると、たまに野生の象の群れに出会います。みんな、車を止めて遠巻きにみています。スリランカでも象は人気者で、動物園でも象のショーが大人気です。しかし、そんな象も、村の人々にとっては害獣になることも。

110127_2  紛争後、北部の自分の村に戻ったスーリヤクマーリさん(38歳)から、深夜に出てきた数頭の象の話を聞くことができました。夜中に数頭の象が現れ、ジェンの支援で修復、した井戸に植えられていたバナナを食べていきました。象も数頭となれば猛獣です。彼女は子どもたちと身を寄せ合って恐怖に震えました。夫のカンディパンさんが近所の人びとに助けを求めに行き、村の人びとが鍋やバケツを叩いて象を脅かして追い払いましたが、バナナの木々は荒れ果ててしまいました。

110127_3  スリランカの各地で、人々が家を建て、作物をつくるためにジャングルを切り開くと、もともと、そこに住んでいた象たちは森の中に避難します。ところが、人々が植える大好物のパパイヤやバナナは象たちの好物。それらを食べにしばしば村に出てくることになります。

 開発で住むところを奪われる象、生きるためにジャングルを切り開いていく人間。

 避難先からようやく村に戻ってきた人々は、今、生活を立て直すために必死です。 ジェンは村の人々を支援しながらも、象と人が共生していけることを願っています。

1月 27, 2011 東部帰還民支援 |

2011年1月13日 (木)

北部でも心機一転

 あけましておめでとうございます。スリランカの正月は4月の半ばですが、それでも多くの人が1月1日0時に合わせて大音響の爆竹を鳴らしたり、1月1日の朝ごはんに伝統的なミルクライス(キリバトゥ)を作ったりして楽しんでいました。

 年末を迎え、東部に引き続き、北部でも一つの事業が終わりました。昨年6月からジャパンプラットフォームと協力して進めていたワウニア・ノース郡での井戸修復と清掃、農業用資材の配布、補完食料の配布、そしてワウニア郡での井戸の清掃。紛争後、荒れ果てた村に戻ってきた人々を支援してきました。

 最後の活動は、農業用資材の一つ、殺虫剤用の噴霧器の配布でした。雨季が一段落する1月からこの噴霧器を使って、雨季の間に育ったイネや穀物の世話を進めます。配布する際には、製造会社の技術者に講習会を開いてもらい、安全に噴霧器を使う方法を教えてもらいました。住民が長く安全に噴霧器を使ってくれることを願うばかりです。20110113_vav_north_jpf2_sprayer_use
 
 そして、1月1日から新しく始まった事業は、同じくジャパンプラットフォームと協力して進めるワウニア郡の他の地域での井戸の修復と清掃です。今回支援する人々は、昨年7月以降に戻ってきたばかりの人々です。長らく最前線で激しい戦闘が行われた地域のため、多くの井戸が壊れています。人々が生活用の水に容易にアクセスできるようになり、一日も早く以前の生活に戻れるよう、ジェンは今年の5月までこの地で活動を進めていきます。20110113_vav_north_paranthan_jpf2_h

1月 13, 2011 北部緊急支援 |