事業の終わりと始まり
外務省や支援者の皆さまのご協力で、バティカロアでの農業用井戸の建設と住民組織の強化事業が、11月30日をもって無事終了いたしました。心より感謝いたします。11月下旬には、事業地であるチェンカラディ郡とキラン郡で、郡長や村の人びとと一緒に、農業用井戸の完成式典を行いました。
完成式典は、どしゃぶりの中なんとかテントを張って行われ、キラン郡長から、式典が行われた地区の井戸管理委員会に井戸の引継書が手渡されました。
この井戸には委員会メンバーで決めた「バタフライ」というグループ名が付いていて、みんな井戸の完成を心から喜んでいます。グループ名バタフライの下にはメンバーの名前が入ってます(写真3枚目)。
一方で、チェンカラディ郡での完成式典では久方ぶりに晴れた青空の下、やはりテントの中で行われました(4枚目:集合写真)。
12月3日には県庁にて県知事に報告会を行いました。県知事およびこの2郡の郡長、県庁計画局が参加し、JENのプロジェクト・オフィサーが事業の様子を、写真を交えて報告しました。県知事からは、岩の多いこの地域での農業井戸の建設に対し高い評価の言葉をいただきました。
次の事業は、さらに29箇所の農業用井戸の建設と住民組織の強化に加えて、小規模の排水溝も建設する予定です。既に大使館での署名式典を12月1日に終え、来年の11月まで事業を行います。
今年ももうすぐ終わろうとしておりますが、JENバティカロア事務所は本日もフル稼働で頑張っております。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。