井戸の修理―ある若い女性の場合―
ラージェスワリさん(24才女性)は、北部ワウニア県の紛争で被災した村に8ヶ月前に戻ってきました。彼女には、2人の子どもと夫がいますが、夫は反政府活動の疑いをかけられて未だに拘束されています。また、3人の子どもがいる妹家族も一緒に住んでいますが、妹の夫も同じく拘束されたまま戻ってきていません。村はずれの彼女の家には2人のお母さんと5人の子どもたちが生活しています。
3か月前、彼女を訪ねた時には、壊れた井戸のものすごく汚れた水を生活用水として使っていました。飲み水は500mほど離れたところから毎日汲んできていたのです。その後、その井戸を清掃したときには、井戸の中からサルや牛の死骸まで出てきました。
今、ラージェスワリさんの井戸は元通りになりました。井戸の水を飲み、料理や庭の水やりに使っています。彼女は、皆さまが井戸を修理して清掃したことを心から感謝してくれています。