力を合わせて建てたシェルター
~ワウニア北部シェルター配布後に村人から寄せられた便り~
私の名前は、シバラサ。ナインナマド地区、ペリヤマド村に住む67歳です。 私には子どもが7人おり、若くして未亡人となった娘とその子ども(3歳)と一緒に暮らしています。私は最後の戦争で妻と自分の片足を失い、今は杖に頼っています。
1984年、私は元々住んでいた場所から追われ、大きな家や財産を全て失いました。 1997年、再び住みかを追われ、またもや家と財産を失いました。2004年、私はなんとか新しい家を建て、幸せに暮らし始めましたが、3年後の2007年、再び避難を余儀なくされました。
避難する以前、私は地元では有名な農家で、最新の技術を用いて農業に励み、大きな利益を得ていました。 しかし、かつて住んでいた場所に戻ってきたとき手にしたのは、たった一枚のテントだけ。私はそのテントを建てるのに大変な思いをし、安全なシェルターもなく3カ月間そこで暮らしました。テントの中のひどい暑さに悩まされ、夜には小動物や野生動物からおびえる毎日。亡くなった妻を思い出し、よく眠れない日々が続きました。
今私は、JENの支援で10枚のトタン板と、6本のココナッツの木材とくぎを受け取り、少しのお金で鍵付きのドアがある小さな土壁の家を建てることができました。以前は働く気力すら失っていましたが、今は気持ちも安定して過ごせています。
写真はジャパン・プラットフォームや支援者の皆さまの協力 をもとに、上記の村人が頑張って建てたシェルターです。