東部:長年の水問題は解消するのか?
スリランカ東部・バティカロア県の帰還地では、水不足の解消が長年の課題でした。20年の間、さまざまな努力をしましたが、どれもうまくいきませんでした。戦争が終わり平和が戻った今、生計回復、向上の支援が始まったにもかかわらず、やはり水の問題は残されています。
この地域には地中に大きな岩が多くあります。その結果、深い井戸を掘ろうにもすぐに岩にぶつかってしまう、ということが、水問題の原因の一つです。
写真は、バティカロア県ワハネリ村で農業用井戸を掘っている様子です。
今、皆さまのご支援により、深さ10メートルの井戸を掘る事業を進めています。ところが、8箇所で大なり小なりの困難にあっています。岩にぶつかるのです。
まずドリルで障害物を砕き、それが難しければ、掘る場所を替えるか、少量のダイナマイトを使うことも検討することになります。
課題を一つ一つ解決しながら、バティカロア県では40本の井戸を掘る予定です。
ジェン・バティカロアチーム