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2009年12月17日 (木)

「スリランカで学んだこと」

091217_pc130030s  私、道正義隆は、約9ヶ月間に亘るスリランカ事務所でのインターンの勤務を終え、14日に日本へ帰国しました。スリランカでは、事務所内での活動に加え、実際に現場へ行くことができ、日本ではできないようなことを多く体験することができました。

 その中でも特に印象に残っていることは、農業プログラムに参加している方々へインタビューをしたことです。「野菜の種が大きく成長しました」など植物の様子に関する回答はある程度予想していたのですが、「農業をすることによって、生活が楽しくなってきました」など心の変化についての答えは予想しておらず、とても驚きました。

 「今までは何もせずにだらだらとして、毎日を退屈に思いながら過ごしていましたが、農業をすることで有効に時間が使えるようになりました。生活の中心であった農業を再び始められるようになり、生活がとても楽しくなりました。」この参加者の方が答えてくださったように、農業を再開したことにより、収入が増えただけではなく、心理的な面も回復していることを改めて感じることができました。
 
 このように、ジェンでは、農業に復帰するという一つのプロジェクトを行うことにより、「収入の回復」だけではなく「心の回復」という二つ目の効果も同時に出るようにプロジェクトは制作されていたのです。

 私も、これからは一つのことをすることにより、二つ三つと成果が得られるようにしていきたいと思います。

(海外事業部インターン 道正 義隆)

写真左から:事務所長・西丸/インターン・道正/プロジェクト・オフィサー・山中嶋

12月 17, 2009 事務所・スタッフ文化、生活、習慣 |