【東部】帰還地の人々の生活
先日、事業地へ向かう途中、自転車に重そうな薪を乗せて運んでいる男性を見かけました。尋ねてみると、次のような話をしてくれました。
「午前中のうちにこの薪を売りたいので、街まで運んでいるところです。もし売ることができなければ、私の家族は、今日食べるものがありません。娘を健やかに育てたい一心で、重い薪を運んでいます。」
ジェンが生計回復支援事業を行う地域には、このように不安定な収入源に頼り、なんとか生活している人がたくさんいます。わたしたちは、農業用の井戸の建設を通して、人々が安定して農業で生計を立てられるようになることを目指しています。
バティカロア県は2007年に反政府勢力が掃討され、政府により統治されるようになりましたが、完全に復興するまでには息の長い支援が必要です。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
(ワラチェナイ事務所フィールド・アシスタント ジーワダルシャニー)