避難民キャンプの様子
ワウニアの避難民キャンプでの食事について、お話したいと思います。
現在は、グループごとに調理をしています。訪問したコミュニティ・キッチンでは、5人の大人(避難民)が大鍋を使って夕食の準備をしているところでした。この日のメニューは、ピットゥという小麦粉とココナッツを使った蒸しパンのようなタミル料理です。援助機関から届けられる食糧や、JENなどが運ぶ飲料水を使って調理をします。このキッチンでは、300家族分(約1,100人)の食事を作っているとのことでした。
支援に頼る生活の一方で、キャンプ内には野菜や雑貨、婦人子ども服などを売る商店が何軒もあります。また、移動式の銀行(!)もあり、家族や親せきからの送金を受け取ることのできる避難民もいます。キャンプ内で事業をモニタリングしている最中にも、移動式銀行の車両が営業中を知らせるアナウンスを流しながら通り過ぎていきました。
JENは、避難民の人々が1日も早くもと住んでいた場所に戻り、生活を再建するための活動を続けていますが、一方で、時間の経過とともに、キャンプの中にはこのように恒久的な生活を営むための設備も見受けられるなど、実情は非常に複雑です。
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