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2009年7月30日 (木)

コミュニティの参加

090730_clip_image0022     「必要な時に、すばらしい仕事が行われた」

 写真は、ジェンが復興支援を行っているクダムネカル村の村人たちが集まって、放置され使えなくなってしまっていた井戸を清掃しているところです。この井戸は、もともと飲料水用の井戸だったようですが、人々が紛争の影響で避難していた2年以上ものあいだ顧みられることがなかったため、使えない状態になっていました。

 ジェンは、スリランカでは、紛争の被害にあったコミュニティに対して、家庭菜園や漁業・農業復帰支援などさまざまな分野でコミュニティ強化のためのワークショップを行ってきました。更に、モニタリングに訪れるジェンのスタッフが、コミュニティが団結し、リーダーシップ、コミュニケーション、マネジメント、活動計画策定、マーケティングや住民組織に必要な文書の作成などのスキルを身につけられるよう、手助けをしてきました。090730_clip_image002_3

 このような活動の結果、村人たちの生活に大きな変化が見られるようになりました。村人たちは、外からの援助に頼らずに、自分たちの資金と労働力で、井戸の清掃を行ったのです。この達成は、今までの活動の成果の一つなのだと思います。

 そして、コミュニティが自信を回復し、自立していくことが、ジェンの目指す心のケアにつながっています。

(ナガラジャ ワラチェナイ事務所フィールド・オフィサー)

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7月 30, 2009 東部帰還民支援 |