ひさしぶりに祝うお正月
バティカロア県キラン郡で10ヶ月実施予定の事業も7ヶ月が過ぎようとしています。
スリランカでは、4月13日と14日がシンハラ仏教とヒンズー教の正月にあたり、8割の国民にとって祝日です。
ヒンズー教の住民が多いジェンの事業地では、今年は久しぶりにきちんとお祝いができる正月です。なぜなら、2006年は現地での武装勢力間による緊張が高まり家庭内でひっそりと、2007年と2008年は紛争のため避難地での生活でした。
今年は古来の習慣にのっとってお祝いできました。再び始めた農漁業や出稼ぎで貯めたお金で新しい洋服や正月のお菓子を準備し、そして、ヒンズー教の寺院を訪れ祈りをささげました。その後、親戚や友人の家を自由に訪ね歩き、新年を祝いました。今年は戦闘や爆弾に怯えることなく、人々は心行くまで新年のイベントを楽しみました。
今後も再び戦闘が始まることなく、人々が毎年自分たちの村で新年を祝うことができることを願うばかりです。
(写真1:ヒンズー教寺院にお参りする人々、写真2:正月明けにスタッフが村を訪問した際に出されたお祝いのお菓子)