待望の雨と種蒔き
例年なら9月の終わりころには降るはずの雨がなかなか降らず、乾燥し切っていたバティカロアですが、先週になって、ようやく雨が降りました。
土地を整え、種蒔きの時を今か今かと待っていた村人たちが、種を蒔き始めました。待ち望んだ雨の到来に、人々の顔には喜びと安堵の表情が見えました。
あとは、例年のようなパターンで、何度か雨が降るのを祈るのみです。気候変動の影響からか、近年は天候の予想が非常に難しくなっており、特に生活が不安定な帰還民の生活を脅かしています。同時に、ジェンのような天候に依存する帰還民の生計を支援する援助団体も、人材の投入や物資調達のタイミングなどに頭を悩ませています。
写真1.ジェンが配布した道具を使って土地を整えながら、雨を待つ村人
写真2.雨のあとに、ジェンが配布した種を蒔く村人