変化の兆し
スリランカのワカライ郡で、帰還民の栄養・健康状態の改善を目指すとともに、心理学者とソーシャル・ワーカーを派遣し、心のケアを行っています。
大人に対してはカウンセリングを、子どもに対しては課外活動を通した心のケアを。
毎夕、6歳から13歳までの子どもたちが集まり、伝統的なゲーム、スポーツ、お絵描きや読書などに取り組んでいます。
はじめは子どもたちがいくつかのグループにわかれて争ったりしていましたが、今では連帯感が高まり、歳の違う子どもたちが互いを尊重しあって活動するようになりました。
スリランカは一般的に教育熱心な国ですが、ワカライ郡は長い間反政府勢力の支配下にあり、その後も津波や紛争で避難生活を余儀なくされていたため、学校に通えなかった子どもが多くいました。
しかし、現在は内外からの支援により住宅を始め基本的なインフラが整備されつつあり、子どもたちは徐々に学校へ戻り始めています。
住民の生活環境の回復に加え、ジェンが行ってきたカウンセリングのなかで、両親へ教育の重要性を説いてきたことも大きな効果があったと思われます。
こうした子どもたちをとりまく環境の変化は、未だ復興の途上にあるとはいえ、未来への希望を感じる大きな一歩です。
JENはスリランカのお母さんを応援しています。
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