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2008年7月 3日 (木)

協働作業で心のケア

080701  家庭菜園プロジェクトでは、時々、事業参加者が、他の参加者の家庭菜園を訪れます。そこで、作業を手伝いながらトレーニングするのです。ところが、ある村で、特定の家に行くのを拒む、ということがありました。

 ワカライ郡は長らく紛争状態であったために、村の隣人同士がお互いに不信感をもっていることがあります。そこで、ジェンのソーシャル・ワーカーと心理学専門家が働きかけて、コミュニティ内で話し合いを行いました。人々の間の不信感が軽減し、お互いの家を行き来できるようになりました。

 今、この村では、みんなが楽しげに協働作業をしている姿が見られます。苦しいことや喜びを分かち合うことで、コミュニティ内での信頼関係、連帯感が強まっていきます。

 ジェンの家庭菜園プロジェクトは、野菜を栽培して栄養を改善したり、家計を助けたりするだけでなく、人の心を癒し、信頼関係を築くことにも貢献しています。

スリランカのお母さんたちが挑む、野菜栽培事業。

スマイルシーズ(*)観察日記」もご覧ください。

(*)2008年5月、母の日にブーケを送り、スリランカのお母さんへ野菜の種や苗を送ろう!というプロジェクト。

7月 3, 2008 心のケア文化、生活、習慣 |