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2008年4月24日 (木)

元気になろう!

080422  昨年9月に始まったバティカロア県ワカライ郡での帰還民支援事業の第1フェーズが4月22日で完了し、翌23日から第2フェーズが始まりました。

 第1フェーズを進めていく中で、健康問題を抱えている人が多いことがわかりました。そこで第2フェーズでは、住民の健康状態の改善を通して、再定住を支援することにしました。これに加え、第1フェーズで行っていた漁業協同組合の能力強化支援も継続します。家庭菜園や栄養・衛生教育、子どもの課外活動などを含む、複合的なアプローチで支援活動を行っていきます。

 JENは、南部津波被災者の支援でも、同じアプローチを行ってきました。その経験を活かしてよりよい支援ができるように、職員一同努力していきます。

 過去の度重なる避難生活を余儀なくされてきた人々が、精神的にも経済的にも自立した生活を取り戻すためには、息の長い支援が必要です。今後ともご支援よろしくお願いいたします!

4月 24, 2008 東部帰還民支援 |

2008年4月10日 (木)

400人の明るさ

080407_khataravery_14feb08  東部バティカロア県での魚網製作の職業訓練と心理カウンセリングが、3月末で終了しました。ジャパンプラットフォームとの協力により、昨年の11月から紛争被災者を対象に実施してきた事業です。この事業期間中に、10ヶ所の漁協において、各漁協40人に対し2ヶ月間、計400人を対象に行いました。

住民が帰還して1年も経っておらず、未だに厳しい生活が続く中で、技術を提供する支援は、当初住民に理解されにくく、現金や物資を求める人々もいました。しかし、各漁協で行われた終了式では、受益者から、2ヶ月間に渡って指導があったことに対する感謝の意が述べられ、今後はこの技術を使って生活を向上させたいという意欲が示されました。080407_panichchankeny_south_14feb08

また、紛争や津波による家族との死別や家庭内の問題などで引きこもりがちになっていた住民も、近所の人たちと一緒に訓練を受けました。そして、専門家からカウンセリングを受ける事によって、徐々にかつての明るさを取り戻すようになりました。

4月 10, 2008 心のケア漁業支援 |