ボートの使用開始
バティカロア県では昨年12月、漁業協同組合への支援の一環としてエンジン付2人乗りボートが配布されました。現在、そのボートが使用され始めています。使用方法について、ほとんどの漁協ではボートを組合員に貸し出し、獲れた魚介類の売り上げの中から燃料代を引いた利益を、漁協とボート使用者2名で3等分しています。
今は、エビ漁がシーズンで、、多い時には1日10キロ以上のエビが取れ、5,000円以上の売り上げになります。このような日は、漁民1人あたりの利益が1日1,500円以上にもなり、彼らの生活向上の貴重な収入になっています。
しかし、日によってはエビが1~2キロしか取れず、燃料代を引くと赤字になることも。また、1月は雨が多かったので、1週間以上漁にいけない時もありました。更に、網を持っていない漁民は網元に網を借り、売り上げの中から借り賃を支払っています。
このように、お金を稼ぐことには苦労がつきものですが、少しずつとはいえ、支援活動の効果が出てきました。今後も、漁協に貯まった資金をどのように活用していくかなど、漁協の更なる活性化にむけてサポートしていきます。