現場スタッフは事業のかなめ
効果的な事業を行う上で、現場スタッフの役割は非常に重要です。彼らは住民と直接話し、気持ちを動かし、事業への参加を促します。たとえ、入念に吟味された事業計画があっても、現場スタッフの能力しだいで、事業の成否が左右されます。
特に、JENが行なっている「漁協の機能強化」のような社会的事業では、スタッフの能力の見極めが難しいのが現状です。通り一辺倒の回答がある訳ではなく、その場に応じて対応する能力が求められます。
そこで、JENの現場スタッフと現地の協力団体スタッフを対象に、1月初旬、2日間の研修を行いました。彼らの役割を改めて確認し、能力を高めるためです。内容は、住民へのインタビューの仕方、住民の意識向上を促すファシリテーション、困難な状況への対応策など、良きソーシャルワーカーには欠かせないものばかりです。
また、毎週金曜日には事業地のスタッフが一同に会し、その週の事業の進み具合と問題点について共有し、より良い事業に向けた意見交換を行なっています。
このような活動を通して、現場スタッフの間にも過去の経験を活かし、さらに良い事業を実施しようという意識が芽生えてきています。
今後も、皆様からのご支援をしっかりと現場に反映するため、現場スタッフを含めた事務所全体の能力向上に努めていく予定です。
(写真左上:JENスタッフへの研修、右下:ウィークリーミーティング)