ボートの配布
9月末より支援を行っているバティカロア県ワカライ地区の漁協に対し、10艘のエンジン付2人乗りのボートを配布しました。このボートは、バティカロア市中心付近にある工場で製造され、トラックに積み込み、約6時間かけてワカライの中心部に運搬されました。その到着を待ち焦がれていた漁協の組合員たちは、ボートが到着するなりトラックに飛び乗り、嬉しそうに触ったり眺めたりしていました。
ボートは漁協に配布され、漁協が組合員の生計向上のために有効な使用方法を決める事が期待されています。しかし、他団体が配布した同様のボートが、使用されずに放置されている状況が目に付く中、単にボートを配布するだけでは支援効果を保証できません。
そこで、漁業水産局、各漁協のリーダーと話し合いを重ねた結果、当面、配布したボートの所有権をジェンに残す事にしました。そして、ジェンと漁業水産局がモニタリングを行い、漁協がボートを有効に活用している事が確認できた後、正式に所有権を引き渡します。
その一方、事業の一環として、漁協を対象に住民組織に関するワークショップを開催し、漁協の機能強化への側面支援を行っています。このように、ボートの配布と漁協の能力向上を平行して実施することで、支援の効果を高めることに務めています。
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