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2006年8月17日 (木)

村人たちに元気をもらう

1_41  昨年に続き2回目のスタディツアーを実施し、前回の2倍を超える18名の方がご参加くださいました。

 ハンバントタの村では生花のレイとビートルの葉っぱで歓迎していただき、子どもたちが満面の笑顔で一斉にツアー参加者を取り囲む一幕も。

 シリボプラ村では、村の人たちと協力してマンゴーやバナナの苗を植えました。作業の後は、手づくりのお菓子とお茶をいただきながら、村の女性たちとの交流会。津波発生当時の様子から、今の生活のことなどを伺いました。

 この村は再定住地区にあり、村人は避難所や仮設住宅から移り住み、ようやくここで生活を建て直す第一歩を踏み出したところです。2_29

 「この野菜栽培事業に参加して、皆で協力して作業できることがとても嬉しいです。つらい気持ちも紛れてきましたが、今後は経済的な心配が残っています。津波の直後には一気に大量の支援が押し寄せましたが、1年8ヶ月経った今となっては潮が引くように去っていってしまいました。今ここに残っているのはJENだけ。野菜が育つのがとても楽しみです」

 緊急時を過ぎ、報道も少なくなった被災地では、復興の歩みが始まったばかりです。

 ツアー参加者の感想:
 「津波の被災者を励ますつもりで来たけれど、村の皆さんの笑顔に元気をもらったのは自分の方でした。これからもスリランカのことを忘れることなく、今回植えたバナナやマンゴーが実る頃、またここを訪れたいです」

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8月 17, 2006 事務所・スタッフ農業支援 |

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