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2006年8月31日 (木)

JEN、スリランカ政府から表彰

12_6  JENがスリランカ政府、農業開発省からハンバントタでの津波復興支援の功労を称えられ、表彰されました。

 授賞式では国際NGOとローカルNGOを合わせて25団体に賞が贈られました。津波から1年8ヶ月が経ち、ハンバントタで津波支援を実施した団体のほとんどが去っていきました。その中で、JENは緊急時だけでなく、人々が精神的にも経済的にも自立していける後押しをするため、現在も活動を続けています。 23_4

 JENの息の長い支援と、現地のニーズに合った支援は、地元の政府から注目を浴び、栄誉ある賞を受賞することができました。授賞式の次の日には、農業開発賞の職員が実際にJENの野菜栽培の事業地を訪問し、身の回りのものを利用した環境に優しい有機栽培農業の指導に感銘を受けていました。

 今後もJENは、地元政府との関係も構築しながら、持続可能性のある復興支援を続けていきます。

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8月 31, 2006 心のケア事務所・スタッフ支援物資配布 |

2006年8月17日 (木)

村人たちに元気をもらう

1_41  昨年に続き2回目のスタディツアーを実施し、前回の2倍を超える18名の方がご参加くださいました。

 ハンバントタの村では生花のレイとビートルの葉っぱで歓迎していただき、子どもたちが満面の笑顔で一斉にツアー参加者を取り囲む一幕も。

 シリボプラ村では、村の人たちと協力してマンゴーやバナナの苗を植えました。作業の後は、手づくりのお菓子とお茶をいただきながら、村の女性たちとの交流会。津波発生当時の様子から、今の生活のことなどを伺いました。

 この村は再定住地区にあり、村人は避難所や仮設住宅から移り住み、ようやくここで生活を建て直す第一歩を踏み出したところです。2_29

 「この野菜栽培事業に参加して、皆で協力して作業できることがとても嬉しいです。つらい気持ちも紛れてきましたが、今後は経済的な心配が残っています。津波の直後には一気に大量の支援が押し寄せましたが、1年8ヶ月経った今となっては潮が引くように去っていってしまいました。今ここに残っているのはJENだけ。野菜が育つのがとても楽しみです」

 緊急時を過ぎ、報道も少なくなった被災地では、復興の歩みが始まったばかりです。

 ツアー参加者の感想:
 「津波の被災者を励ますつもりで来たけれど、村の皆さんの笑顔に元気をもらったのは自分の方でした。これからもスリランカのことを忘れることなく、今回植えたバナナやマンゴーが実る頃、またここを訪れたいです」

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8月 17, 2006 事務所・スタッフ農業支援 | | コメント (0) | トラックバック (0)