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2005年10月27日 (木)

村の連帯

1 津波被害により、被災者の人たちが失ったのは、家族、家、仕事、収入だけではありません。これまで村の中にあった連帯や結びつきまで失ってしまった村が少なくありません。

 津波直後、被災者達は辛い気持ちを分かち合い、助け合いながら避難キャンプでの共同生活を送りました。しかし、その後、支援団体や政府からの支援物資の分配を巡り、被災者の間で不信感、妬みが生まれるようになりました。数に限りがあるため、支援物資が村人全員に届くことはまれです。支援物資が届いても、一部の強いグループばかりがいつも物資を独占してしまい、弱いグループの人達が何ももらえないというケースも多くあります。

2  JENは、村の連帯や人間関係を損なうことがないよう配慮して支援活動を行っています。支援活動を実施する際は、まず村の中に委員会を立ち上げ、住民の話し合いのもとで公平に参加者が選ばれるよう気を配っています。
 JENの活動(共同作業とグループカウンセリング)により、被災者間にあった不信感が払拭され、失いかけていた村の連帯を取り戻すことができたという声が届いています。

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10月 27, 2005 心のケア文化、生活、習慣 | | コメント (0)

2005年10月20日 (木)

女性も参加する魚網作り

 1 魚網作りに参加する多くが漁師の男性ですが、中には女性の参加者もいます。漁業が盛んなハンバントタでは、魚網を作ったり、とれた魚を干し魚に加工したりと、夫の漁の大事なサポート役となる女性も多いそうです。

魚網作りに参加するW.H.パッドゥミニーさん(33歳)もその1人で、ウェリパタンウィラ村の魚網作りに参加しています。

「私は津波で父を亡くしました。夫は漁師ですが、津波で全ての漁具を失くしました。今、夫は日雇い労働をしていくらの収入を得ていますが、いつまで雇ってもらえるのか分からず、とても不安です。この講習で魚網作りの技術をあげ、魚網を手に入れ、一日も早く夫が漁に戻れるようサポートしていきたいです。」

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10月 20, 2005 魚網作り |

2005年10月13日 (木)

ココナッツ製ほうき

1  ココナッツが豊富なスリランカでは、ココナッツを使った製品が生活のあちこちで使われています。

 ココナッツ・ロープもその1つですが、JENのトレーニングではそれ以外にも、ココナッツの繊維を使ったほうきの作り方も学んでいます。ココナッツの殻をはぎ、丸まった形の繊維の束をココナッツ・ロープで結び付け、更に木の柄につなげて完成。この手作りココナッツ製ほうきは丈夫で、プラスティック製のものが2ヶ月でだめになるのに対し、毎日使っても5ヶ月もつということです。2

 スリランカでは一日に何度も掃き掃除をするので、受益者の女性達も自分で初めて作ったほうきは、家の掃除に使いたいということでした。ちなみにお店で買うと75~85ルピー(90~95円)ぐらいということです。

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10月 13, 2005 生計回復事業 | | コメント (0)

2005年10月 3日 (月)

現地で高い評価を受ける「心のケア」事業

2  日本政府の支援を受け、ハンバントタ県16の津波被災村の大人、子ども計1,100人を対象とした生活再建支援事業を開始しました。実施にあたり、9月30日、在スリランカ大使館須田大使、社会福祉省次官、ハンバントタ県知事立会いの下で署名式が行われ、新聞(紙面、インターネット上)、テレビニュース、インターネットでも全国的に報道されました。

4月よりJENが行ってきた職業訓練を通した「心のケア」事業は現地で高く評価されています。そしてより多くの人々のニーズに答えるため、今回の事業がスタートしました。

JENのこれまでの経験を生かし、未だ津波の傷が癒えず、先の見えない今後の生活に不安を抱える人々を、生計の立て直しと心のケアの両面から支援していきます。

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10月 3, 2005 心のケア | | コメント (0)