津波から半年以上経って・・・
津波から半年経ちましたが、被害にあった人々の深い喪失感、悲しみ・・・は未だ癒えておらず、今後の生活不安が大きくなっています。JENが支援をしているハンバントタでも、「仮設住宅での不便な生活が長引き、イライラが募り、小さなことですぐに妻と言い合いになってしまう」、「津波後、子どものききわけが悪く、言うことをきいてくれなくなって困っている」、「夜、良く眠れない」、「今は、政府からの食糧支援に頼っているが、収入がないため、今後の生活が不安でならない」といった声があげられています。
JENは職業訓練と同時にカウンセリングを行うことで、こうした人々の持つやり場のない不安やストレスを吐き出す機会を与えます。ソーシャルワーカー、心理学専門家は人々の話を聞き、こうしたストレスにどのように対処すればよいか、実際的なアドバイスを与えます。カウンセリングに参加したことで、「前向きな気持ちになれた」、「津波後、増えていたアルコール摂取量が減った」、「家族とコミュニケーションがうまくとれるようになった」、という声が上がっています。
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