子どもたちの心のケア
津波で家族を失い、被害の惨状(数多くの死体)を目にするなど、子どもたちも大きな精神的ショックを受けました。JENが活動を行っている被災地では、子どもたちが、波・水への恐怖により海沿いにある学校に行けなくなる、原因不明の微熱が続く、無口になり家に閉じこもり不登校がちになるなど、さまざまな問題があがっています。しかし、こうした子どもたちへの心のケアはまだ十分行き届いているとはいえません。
JENはこうした子どもたちがつらい記憶、心の傷を癒す一助となるよう、スポーツを通した心のケアを行っています。子どもたちは毎日放課後、インストラクターの指導のもとで、バレーボール、クリケットなどのスポーツを通して、仲間と体を動かし汗を流します。
ソーシャルワーカーが、子どもたちの様子を見守り、声をかけ、彼らの話に耳を傾けます。家に閉じこもりがちで、ソーシャルワーカーが付き添わないと、遊びに来なかった子どもたちも、徐々に元気を取り戻し、今では積極的に活動に参加してくれるようになりました。
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