14年間の全スリランカプログラムが終了
JENスリランカ事務所は、2017年12月をもってスリランカでの活動を終了します。まだスリランカ内紛が続いていた2004年の津波被害支援から実に14年間という長い期間、皆さまに支えられて無事この時を迎えることができました。
津波や洪水被害の緊急支援から紛争避難民の帰還支援まで、さまざまなプロジェクトを通し、スリランカの人びとの自立、そして開発へ向けて努力を続けてきました。それは、スリランカのプロジェクト参加者による積極的な参加、スリランカ政府の協力、現地スタッフの根気、そしてJENのサポーターの皆さまからの応援なしでは到底なしえなかったことでした。
すべてが順調にいったわけではありません。スタッフ同士どのようにプロジェクト参加者の自立を促すことができるか、ぶつかることもありました。JENの目指す自立支援のあり方についてスリランカ政府と話し合いを重ねることもありました。貧困の苦しみや気候変化からくる不安で、参加者のモチベーションが上がらないこともありました。それでも、皆で励まし合い、最大限の努力をすることで、活動の成果を発揮してきました。
【話し合いをするJENスタッフたち】
スリランカでの気候変動は今後も続いていくと予想されています。今後また災害が起こったとしても、ともに学び、習得した知識を生かして困難に立ち向かっていくことを願っています。
改めて、皆さまの14年間にわたるご支援、本当にありがとうございました。