2017年3月16日 (木)

アンゴラウサギ


パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。

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【パキスタンでのJEN支援地域-2014年時点】

人類は何世紀ものあいだウサギを飼育してきました。その主な理由は繁殖の速さと食肉としての価値です。ウサギの肉はタンパク質が豊富でコレステロールが低いため、一般的に健康によいと言われています。また、毛皮は質がよく、高く売れます。その中でもアンゴラ種はとても美しい小型の食肉・毛皮用ウサギです。

JENはプロジェクトの参加者である牧畜民の視察旅行の際にハイバル・パフトゥンハー州のジャバ・ハリ・プル県の家畜研究所を訪ねたときにアンゴラ種に出会いました。

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【アンゴラうさぎ】

州政府の畜産・乳製品開発局はこの家畜研究所でアンゴラ種の飼育を試験的に開始しました。立ち上げ時はネパール原産の種を首都の研究所を通じて導入しました。

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【アンゴラ種について政府担当者から説明を受けるプロジェクト参加者】

繁殖後は多数がマンシェラやアボタバードで活動している現地NGOに配布され、女性コミュニティーの生計向上に使われています。つがいの市場価格は8000パキスタンルピー(日本円で約9000円)です。

アンゴラ種は気温などの外的リスクから毛皮を守るために特別なケージで飼育されています。15度~20度の気温で通気性と日当たりがよく、静かな環境で育てられ、日に3度の食事が与えられます。また、病気に弱いため衛生に気を配る必要もありますが、1頭の雌は年に20~40匹の仔を生みます。

JENのプロジェクト参加者もこのウサギに興味を示しており、各世帯で飼育をできないものかと役所と意見交換をしていました。このアンゴラ種も今後の支援内容に組み込めるか検討する価値がありそうです。

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【アンゴラうさぎをみせるJENスタッフ】

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3月 16, 2017 生計回復事業 |

2017年2月23日 (木)

女性に対する家畜管理研修



パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。
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【パキスタンのJEN支援地域-2014時点】

JENはハイバル管区アカヘル地区で畜産改善支援を実施しています。この支援では家畜管理が柱になります。パキスタンでは家畜の世話を主に女性がしています。そのため、多くの女性に牛を配布しました。彼女たちが、適切な家畜監理を学ぶことにより、乳製品を自家消費し、販売用の牛乳や肉の生産量を増やして、安定した収入により自立することができます。

一方で、パキスタンでは女性の活動に伝統的規範があるため、JENの支援活動に積極的に参加してもらうために、女性たちの家族(特に年長者)にJENの活動支援を理解してもらい、参加に向けて協力してもらいました。

JENは連邦直轄部族地域(FATA)畜産局から、女性の家畜管理担当者を講師として招きました。これまで約100人の女性が研修に参加しています。講師は現地の言語を用いて写真を多く使用することで、研修内容を理解してもらいやすいようにしています。

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【家畜管理について研修をする講師】

女性たちは活発に研修に参加しています。お互いに、自分たちの経験や知識などをざっくばらんに共有しました。講師は繁殖や餌やり、牛舎管理、家畜のさまざまな病気や予防接種について教えています。 研修に参加した女性たちはさらに全般的に家畜管理について学んで実践できるように、研修が継続されることを願っています。 

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2月 23, 2017 生計回復事業 |

2017年2月 9日 (木)

連邦直轄部族地域(FATA)



パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。今回は支援対象地域の経緯と今後の見通しについてお知らせします。

連邦直轄部族地域(FATA: Federally Administered Tribal Area)はパキスタンの北西部に位置しています。地理的にFATAはバジャウル管区、モフマンド管区、ハイバル管区、オラクザイ管区、クラム管区、北ワジリスタン管区、南ワジリスタン管区の7つの管区と、ペシャワール辺境地方、コハート辺境地方、バンヌー辺境地方、ラッキ・マルワト辺境地方、タンク辺境地方、デラ・イスマイル・カーン辺境地方の6つの辺境地方からなります。

FATAはパキスタン連邦政府に辺境犯罪条例(FCR: the Frontier Crimes Regulations)と呼ばれる特殊な一連の法によって直轄されています。それぞれの管区の行政上代表者は政治駐在官(ポリティカル・エージェント:Political Agent)と呼ばれ、パキスタン大統領、ハイバル・パフトゥンハー州の州知事の代理を務めています。

FATAは、東部と南部がそれぞれパキスタンのハイバル・パフトゥンハー州やバロチスタン州に、西部や北部がアフガニスタンのクナル州、ナンガルハール州、パクティアー州、ホースト州、パクティーカー州に隣接しています。2001年、パキスタン政府軍はその地域で増加するテロを止めるため、軍事作戦を開始しました。この結果、特に2008年から2014年の間に多くの人々が他の地域に避難しました。

現在、FATAの大半の地域が安全とされ、75パーセント以上の人々が故郷に戻ってきています。状況が落ち着けば本格的な復興支援が行われます。JENを含む国際NGO、現地NGO,国連などの多くの団体が現在、支援を行っています。

FATAの復興に向けてFATAとハイバル・パフトゥンハー州を合併させるための法案が国会で審議されています。この審議は2017年1月24日に正式に発議されました。多くの政党がこの法案を支持しています。FATAの復興に向けて年間1千億パキスタンルピーの予算も提案されています。ハイバル・パフトゥンハー州との合併は、非常に大きな利点をもたらすでしょう。

FATAはハイバル・パフトゥンハー州と同じ行政機構をもつことで、教育、保健、社会福祉、司法、治安といったサービスが効果的に提供されることになります。人々は地元で仕事が得られ、多くのビジネスの機会も生まれるようになります。そして、復興による最大の利点はこの地に平和な環境が訪れることです。

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2月 9, 2017 政治、経済、治安 |

2017年1月26日 (木)

糞燃料:家畜の副産物


パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。

支援対象のハイバル管区バラ地区の人々は牛や水牛の糞から燃料を作っています。これは主に女性の仕事です。この燃料は現地で「サピャカ」と呼ばれています。

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【燃料の山です】

糞燃料は以下のようにして作られます。

1.水牛や牛の堆肥を集める

2.堆肥を円盤状にする

3.これを壁に貼り付ける

4.二日間乾燥させる

5.壁から取り外して燃料として使用する

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【乾燥のため壁に貼り付けられた糞燃料】

4,5個の燃料で野菜料理を作るのを賄えます。また、冬場の入浴用に湯を沸かすために使用します。この燃料は大量に保管され、時々市場で売られます。1つあたり平均3ルピー(約3円)で、250~500個ほどを売って750~1,500ルピー(約750~1,500円)の売り上げとなります。多くの家畜を所有している世帯の女性たちにとって適度な収入源になっています。

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【乾燥後の糞燃料。家庭内で用いたり販売されたりする】

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1月 26, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年1月12日 (木)

ハイバル管区バラ地区 Aka Khelにおける家畜の提供

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【JENの第4回目の牛配布会の様子】

ハイバル管区バラ地区の住人は、他の地域へ避難する前に牧畜を行っていました。なかでもアチャイ種の牛はこの地域の天候や地形に最適な品種でした。しかし、人びとがバラ地区に帰還してから紛争で失われてしまった家畜、とりわけ牛を提供する支援を行う組織はありませんでした。そこでJENは60歳以上の高齢者や障がい者、女性や孤児が世帯主となっている家庭などのもっとも脆弱な立場の人びとに牛の提供を始めました。

実際に牛を受けとった人びと、村の長老たちなどは口を揃えて、牛をもらえるなんて思ってもみなかったと言います。彼らの生計向上に大きな役割を果たすものの、高価な牛を提供されるとは誰も思っていなかったのです。

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【配布された牛を村までもって帰るために借りた車】

配布の前に牛は7日間の検疫を受けます。この期間中に家畜局職員が様々な病気から牛を守るためのワクチンを打ちます。この7日間が終わった後、病気の疑いのない健康な牛たちがワンダ(栄養補給用の飼料)と駆虫薬と共に配布されます。

コミュニティの長老たちは脆弱な状況にある人びとにとって、牛の配布は大きな支援になると言います。牛を受け取った人びとは今、各世帯で牛乳を得ることができ、これはとくに子どもにとって重要な栄養源になっています。また、牛乳、ヨーグルト、バターなどを家庭で作れるようになったことは彼らの食費の節約にも大きく貢献しています。

この支援は、帰還民の本来の生業である牧畜を通じて人びとの生計を向上させることを目指しており、牛の提供は主要な活動です。これに加え、JENは人びとの家畜管理についての知識を高め、最初はワンダを提供するものの、自前で費用をかけずに飼料を作ることを教えます。また、人工授精による品種改良を行い、ワクチン接種と寄生虫駆除によって家畜の健康を守れるように人びとを支援していきます。そして若者を巻き込み、牛乳販売を通じた所得創出も支援します。

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【牛配布だけでなく、効果的な牛の管理も説明】

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1月 12, 2017 帰還民支援, 支援物資配布 |

2016年12月22日 (木)

JENの事業参加者:サルマ・ビビさんの話

ハイバル管区バラ地区に、4人のお子さんとともに暮らす女性、サルマ・ビビさん(仮名)。
ここは、JENが帰還してきた人びとを対象に活動を行っている地域です。彼女の夫は8年前に家族が避難を余儀なくされた中で亡くなりました。

サルマ・ビビさんの家族は2008年、故郷からペシャワールに逃れました。夫亡きあと、彼女は6年もの間、避難している間にいくつかの困難に直面したと言います。避難前は、牛3頭とヤギ2頭を飼っていましたが、生活のためにその家畜を安い値段で売り払わなくてはなりませんでした。平和が彼女の村に戻った後、政府は避難世帯の登録の手続きを開始しました。彼女は女性世帯主として登録されて故郷へ帰りました。

JENは支援の対象地域として彼女の住む村を選びました。そして支援対象者として登録されたサルマ・ビビさんは、牛1頭、栄養補給餌3袋、駆虫薬1袋を受け取りました。

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【村民が牛を受け取る様子】

サルマ・ビビさんが受け取った牛は妊娠後期でした。そのため、配布の1週間後に牝牛を出産しました。 彼女はとても喜びました。その牝牛が生まれたために、1日に約3-4リットルの搾乳ができるようになりました。

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【防寒のために服を着せてもらっている子牛】

支援を受ける前は、彼女の生活は日常的に事欠いていました。隣人から牛乳やヨーグルトを分けてもらっていたのです。牛を受け取り、牛乳を生産できるようになってからは、彼女は安心して日常の生活ができるようになりました。

JENは彼女に適切な家畜の管理(搾乳量を増やすための適切や給餌や水やり、牛の健康)をするよう助言しました。

今後、JENは2日間の詳細な家畜管理研修を畜産局の協力を得て実施する予定です。

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12月 22, 2016 帰還民支援, 生計回復事業 |

2016年12月 8日 (木)

連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区バラ地区の帰還民に対する最初の支援物資配布

ハイバル管区バラ地区に帰還した人びとの経済状況を回復するため、彼らへの牛と餌の最初の配布を2016年11月29日に実施しました。本事業に参加の16人が、それぞれ牛1頭とワンダ(栄養補給用の飼料)3袋、駆虫薬1袋を受け取りました。

配布作業は前もって決められた手続きに従って行われました。配布前にJENの家畜オフィサーが支援対象者たちにむけて、家での牛の世話について説明しました。そこで話されたことは配布された牛をどのようにして彼らの家まで安全に運ぶか、餌や水はどのように与えるか、牛用シェルターはどうするかなどです。

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【牛の配布】

牛を配布する前日に16人の事業参加者に家畜の引換券を渡し、日時や場所や移動の手配などについて知らせました。また、支援の目的と事業参加者のみなさん、JEN、畜産局などの関係者の役割についても説明しました。

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【牛の配布の前日説明会】

引換券配布に先だって、牛を検疫しました。その際に、2頭の牛の健康状態が良好ではなかったため 、他の健康な牛2頭と取り換えました。さらにJENは、畜産局と協力して16頭全ての牛に予防接種と寄生虫の駆除を実施しました。畜産局はこのようにして、検疫を終えた牛の全16頭を配布可としました。

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【引換券配布】

この事業は2016年から2018年まで3段階で実施されるもので、今回の牛の配布の他に人工授精、牛の管理に関するスキルの強化、生計回復を予定しています。

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【配布される牛と栄養補給用の飼料】

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12月 8, 2016 支援物資配布, 生計回復事業 |

2016年11月24日 (木)

避難先から帰還したハーンさんのお話

ハンザラ・ハーンさんは2008年10月まで南ワジリスタン管区サルワカイ地区チェナイ村で普通の暮らしを送っていました。6人兄弟の長男だったため、彼が13人家族の稼ぎ頭でした。彼には6エーカーの農地、小さな「カチャハウス」(泥でできた家)があり、この農地からは収穫を見込めました。


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【ハンザラ・ハーンさんと自宅】

ところが、緊急事態により彼の家族は村を離れなければならなくなったのです。彼の家族はタンク郡に移り住み、親戚の世話になりました。彼はチェナイ村から二日かけて丘陵地帯を歩いて年老いた両親、小さな子どもたち、女性たちを連れて避難しました。

当時の唯一の生活手段は日雇い労働だったため、家族を養うには十分ではありませんでした。タンク郡で半年間過ごした後、親戚と共にカラチに移動し、2015年5月までそこで住んでいました。そこでも日雇い労働をしながら、貧しい生活を送っていました。ハーンさんのお父さんは、そこで亡くなったと話してくれました。

彼の家族は、2016年に政府が国内避難民の帰還を公表した後数百人もの他の家族と一緒に、もともと住んでいた村に戻りました。そして、自分たちの家が完全に崩壊しているのを見てがっかりしました。肥沃な農地が8年不在であったことから不毛な土地に変わっていました。生計の主な源である灌漑施設やポンプ式管井戸のような農業インフラは完全に破壊されていました。果樹園も荒れ果て、あらゆる果物の木も無くなっていました。

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【ハーンさんが帰還した後に見た荒れ果てた農地】

JENと現地のパートナーState Development Organization(SDO)は国連の協力を得て、サルワカイやティアルザ地区への3段目の避難民帰還を支援しています。 2016年6月のある日にハーンさんは、JENとSDOのチームが彼らの村を訪れて、村の長老と話し会いを行うことを知りました。ハーンさんはその会議に出席し、農業支援パッケージの供給を受けることになりました。ハーンさんはこのパッケージの1回目の配布対象者です。

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【開墾されたハーンさんの農地】

ハーンさんは0.5エーカーの土地にトウモロコシを植え付け、次の農耕期に向けて野菜の種をまく予定です。この農地は開墾され、加えて、一つの池が彼の家のそばに灌漑用水と飲料水を供給するために掘られました。彼は農業技術に関する訓練も受けました。2~3ヶ月で十分なトウモロコシを収穫し、家族を養う事が可能になります。


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【ハーンさんのトウモロコシ畑】

「農業資材をいただき、農業技術研修を受け、土地の開墾を行ってくださったことが紛争で大変だった私の生活をよい方向に変えることになりました」と、ハーンさんはJEN・SDO・国連に感謝を述べました。

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11月 24, 2016 帰還民支援 |

2016年11月10日 (木)

牛乳と乳製品-農村及び都市部の人々の収入源



パキスタンの農村及び都市部に住む人々にとって、牛乳とその副産物である乳製品は、主な収入源になっています。畜産農家は毎日牛乳を農村から都市部に運び、牛乳店に売っています。JENのオフィスがあるペシャワール市にも、JENの事業地であるやKhyber管区Bara地域のAka-khel地区から牛乳が運ばれて来ます。


畜産農家の人たちは牛乳をペシャワール市の店や市場に持って来て売ります。牛乳1キロあたり80ルピーになります。1日につき、一農家が2頭の牛からとれる約8~10キロの牛乳を売るので、約640~800ルピーの収入が得られます。しかし、その大部分は農家の食費に消えてしまいます。


JENオフィスの近く、食料品店のオーナーによると、毎日550~600キロの牛乳を買い取り、店で売っているそうです。そのうち半分はヨーグルトやバターなどの乳製品に加工して売っています。牛乳を農村から町の市場に運ぶのに約1時間かかります。また、牛乳の取引は畜産農家や牛乳店の収入源ではあるのみならず、消費者に重要な食料を提供しています。


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【お皿になみなみしているのはヨーグルト】

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【ヨーグルトの入ったお皿が棚で売られるのを待っています】

これら地域の乳製品の需要と供給バランスを見て、JENは畜産農家の生計向上のため、牛乳サプライチェーンの販売体制の改善に取り組みます。

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【大きなお皿から小分けして販売。250gあたり30円くらい】

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11月 10, 2016 文化、生活、習慣 |

2016年10月27日 (木)

農業におけるリサイクル

パキスタン南ワジリスタン管区でのJENの農業支援プロジェクトは、この地域での食の循環に重要な役割を果たしています。このプロジェクトのおかげで、トウモロコシや様々な野菜の有機栽培の種が植えられました。そのことにより、農地は息を吹き返し、1,858世帯の農家が生活できるようになりました。合計925エーカー(約4平方キロメートル)の土地を耕作可能にしました。

化学肥料は、爆発物の材料となるためテロ対策として使うことが禁止されており、農民たちは農作物の出来を心配していました。そこでJENは、男女計3,700人の農民に正しい堆肥の作り方と使い方を教える研修を実施しました。農民たちは、木の葉や生ごみなどを積み重ね、それらが腐植土になるまで1か月ほど待つよう教えられました。

この地域では、どこの村でも牛やヤギやヒツジを飼っています。そのため堆肥を作るのに必要なものが簡単に手に入ります。つまり、家畜のフンを木の葉や小枝や雑草などと混ぜ合わせるのです。そしてフンがそういった植物残渣と一緒になってうまく分解すると、環境にも収穫高にも悪影響を与えない、化学肥料よりも優れた肥料ができるのです。また、堆肥を使うことにより、病気や害虫の被害も少なくなります。

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【農民たちに堆肥づくりの研修をJENスタッフが実施】

フォローアップのため農家を訪問したプロジェクトスタッフは、良い堆肥を作ることにより作物の栄養状態が改善されると話しました。また、その結果収穫高が増えたりより良い飼料ができたりして、天然資源の良好な循環が作られるとのことです。

農民の大部分が、動物のフンや木の葉や野菜くずのような有機物質を使って、農地を肥やす最良の方法として堆肥づくりを始めました。研修は3~4か月間続きます。

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【女性たちに堆肥づくりの研修をJENスタッフが実施】

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【自宅で堆肥づくりの準備をしている女性】

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10月 27, 2016 生計回復事業 |