2008年3月19日 (水)
家の中でも防災教育
バーグ県ハベリ郡での学校防災教育ワークショップが完了しました。現在、各学校や家庭を訪れ、ワークショップの効果をはかる事後評価を実施しています。
ワークショップでは国際協力機構(JICA)から供与していただいた教科書を活用しました。教科書が大のお気に入りで、毎日読んでいるというスランガ女子中学校に通うウズマちゃん(11歳)。JENが行った評価テストは満点でした。「ワークショップでもらった絵本が大好きです。今は妹やお母さんにも読んで聞かせてあげています。」
JENは地域全体の防災教育知識を高めることを目的として、教員研修、保護者と生徒向けのワークショップを実施しています。このように家庭の中で語り継がれていくことが、知識普及のための大きな第1歩なのです。
3月 19, 2008 地震教育 | Permalink
2008年1月24日 (木)
「お・か・し」の避難訓練
雪が降り積もる中、バーグ県ハベリ郡の子ども達を対象に避難訓練を実施しました。
JENは、昨年度より、教員研修を通じて学校防災教育の普及を行ってきました。今回は、研修を受けた教師が中心となって、子どもたちとその保護者と一緒に避難訓練を行うことにより、より自主的で実践的な知識が身につくよう活動を行っています。
避難訓練をするのは全員初めての経験。1回目の練習では、「地震です」と先生が叫ぶと、みんなパニックになり、押しあったり、駆けだしたり、大騒ぎしていました。そこで、小学校のころ、学校で教わった「お・か・し」の避難訓練の原則を伝えると、今度はみんな上手に教室から避難することができました。次に地震が起こったときは、きっとみんな無事に避難することができるでしょう。
(注:「お・か・し」=押さない、駆けない、しゃべらない)
1月 24, 2008 地震教育 | Permalink
2007年11月15日 (木)
防災教育ワークショップ
外務省、個人・団体の皆様のご支援のもと、バーグ県ハベリ郡で防災教育ワークショップを実施しています。本事業ではJICA様より防災教育に関する教科書のご提供をいただきました。
この教科書はウルドゥー語で書かれたかわいらしい絵本になっており、小さな子どもでも分かりやすい内容になっています。
JENは震災直後よりハベリ郡にて学校防災に関する教員研修を実施してきました。本事業では、避難訓練や応急手当の方法を指導を行うなど、より実践的な内容になっています。また、教師のみでなく、生徒や地元の人々も一緒に参加をすることで、地域全体の防災知識の普及を目指します。
☆★☆ 2007年歳末募金へのご協力をおねがいします ☆★☆
詳しくはこちらへ
11月 15, 2007 地震教育 | Permalink
2007年10月 4日 (木)
地震から2年たちました
2005年10月8日の地震発生から約2年が経ちました。JENは地震発生翌日からから今まで、継続してバーグ県ハベリ郡にて教育支援を中心に事業を続けています。より支援の行き届きにくいところへのきめ細かい支援をモットーに活動を続けているJENは、ハベリ郡の人々なら誰でも知っている団体となっています。
事業地を訪れたときに、何よりもうれしいのは、JENの支援が確実に人々の元に届き、継続的に人々を支えている様子を目にすることです。たとえば、震災直後に、子ども達がすぐに学校に通えるように配った「JENスクールバック」。今でも子ども達はこのバッグを大切に背負って学校に通っています。
世の中の人々の記憶の中から少しずつ忘れ去られつつあるパキスタン・カシミール地震。被災者の生活は未だ厳しく、これからも継続的な支援が必要です。JENはこれからも現地の人々の生活と心の中に残る支援を続けていきます。
★ ★ パキスタン 活動報告会 ★ ★
~ 新たなミッションに着手したJENのプロジェクトとは? ~
■ 報告者:大野 健太 (写真:左端)
(JEN東京本部事務局 海外事業部プログラムオフィサー)
■日時:10月9日(火)18時半~20時半
お申し込み、お問い合わせはこちら
10月 4, 2007 地震教育 | Permalink
2007年7月26日 (木)
学校テントのその後
5月31日、ジャパン・プラットフォーム様と個人や団体支援者の皆さまからのご支援による教育環境改善支援が無事に完了しました。現在、現地の人々から感謝のメッセージが続々と届いてきています。
子どもたちからは、
「補強テントのおかげで、雨による水漏れや、強風から身を守ることができました」、
「ありがとう!」といった声が多く寄せられています。
また教師からも、
「JENが学習机・椅子と学校のテント補強を実施してくれていなかったら、子どもたちはまだ野外の切り株の上で勉強していたでしょう」との声が届きました。
「テントの補強方法を実演で教えてもらったので、今後自分たちで補強するために非常に役立つ」、
「防災教育のトレーニングを受けて、地震後の子どもが抱えるストレスにどう向き合えばいいか分かった」という声も届いています。
JENはバーグ県ハベリ郡で、延べ64校に対して、学校テントの補強、学習机・椅子の配布(小学生のみ対象)、学校防災教員研修を行ないました。そして、計11,247人にのぼる生徒と教師たちの教育環境を改善することができました。
7月 26, 2007 地震教育, 教室用大型テント配布, 教育支援 | Permalink
2007年6月28日 (木)
ルーヤンカルサン女子小学校の女の子からのメッセージ
ルーヤンカルサン女子小学校は地震によって校舎が全壊しましたが、JENが学校再建を行い、現在、教師1名、87名の女子生徒が通っています。
この学校は幹線道路から20分ほどの岩山を登りきった、険しい丘の上にあります。子ども達に会うためにはこの激しい山登りをしなくてはいけませんが、丘の上にはいつも元気いっぱいの女の子たちが迎えてくれます。
この学校に通う、アニーサ・アタちゃん(10歳)からのメッセージです。
「地震のことを思い出すと悲しくなるので話したくないです。学校の授業ではウルドゥー語の時間が一番好きです。JENが建てた学校は冬の間も暖かくて雨が降っても勉強ができるので大好きです」
ハベリは年中通して雨が多く、冬は激しく雪の降る厳しい気候です。子ども達が勉強に集中できる環境には屋根のある学び舎が必要です。JENは今後も更なる学校再建を視野に入れながら、活動を続けていきます。
6月 28, 2007 地震教育, 教育支援, 現地からの報告 | Permalink
2007年6月14日 (木)
ジャネワラ男子小学校の男の子からのメッセージ
JENは2006年5月~12月にかけて、ジャパンプラットフォーム様支援のもと、バーグ県ハベリ郡の学校2校を対象に耐震構造の学校を再建しました。この学校に通う子ども達からメッセージが届きました。
ジャネワラ男子小学校に通う、アザズ・メームッド君(10歳)からのメッセージです。
「地震が起こったとき、僕は教室の中にいました。突然、大きな波の音のようなものが聞こえてきたと思ったら、なにもかもが揺れ始めました。あっという間に壁が教室が壊れていくのが見えました。JENが建ててくれた学校はとてもきれいで強そうです。僕は本を読むのが好きで、JENがくれた色とりどりの本を読むのがとっても楽しみです」
ジャネワラ男子小学校は地震によって校舎が全壊し、学校が再建される前は、JENが配布した学校用テントの中で勉強していました。現在、教師3名、143人の子どもが元気に通っています。次回はJENが再建したもう一校の学校、ルーヤンカルサン女子小学校の子どもからのメッセージをお伝えします。
6月 14, 2007 地震教育, 学校再建事業, 生活、風土、習慣 | Permalink
2007年4月26日 (木)
バーグ県での教育環境改善支援
ジャパンプラットフォーム様からの助成により教育環境改善支援を続けています。この事業ではJENがテントを配布した学校を対象に、学校用テントの補強、生徒用学習机・椅子の配布、学校防災教育の実施を行っています。
子どもたちが、地震に対する恐怖心を抱くことなく、安全で快適な場所で勉強できるようにすることを目的としています。
先日、2095人分、35校への机と椅子の配布が完了しました。JENが支援を行っている地域の学校は、険しい山の中にあり、設立以来、政府からも忘れ去られ、学校に必要な資材を供与されたのは実に17年ぶり、という学校もありました。
JENはこれからも忘れられがちな人々や場所への支援を続けていきます。
4月 26, 2007 地震教育, 教室用大型テント配布 | Permalink
2006年12月 7日 (木)
3本の柱
ハベリ郡では、わずか23%の学校にしか使用可能な衛生設備がなく、28%の学校しか安全な飲み水を子ども達に提供できていません。
衛生設備や安全な飲み水がないと、学校の衛生状態の悪化から子ども達の間で下痢やコレラ等の病気が蔓延する危険性があります。また、例えそうした設備があっても、正しい使い方を子ども達が知らなければ、衛生状態は改善されません。
そこでJENは、仮設トイレ(柱1)や給水システムの整備(柱2)と衛生教育(柱3)の実施という、ハードとソフトを組み合わせた活動を通じて、約13,000人の子ども達に安全で衛生的な教育環境を提供していきます。
★★募金のご協力のお願い★★
銀行、ジャパンネットバンクからのご寄付は⇒こちら
クレジットカードでのご寄付は⇒こちら
アサヒコム「国際支援の現場から」好評連載中!
12月 7, 2006 地震教育, 現地からの報告, 衛生教育 | Permalink
| トラックバック (0)
2006年9月14日 (木)
アッラーと地震
JENは8月17日と19日、事業地のカシミール州ハベリ郡にある2つの村で、学校運営委員会に対し地震教育の研修を行いました。
今年5月にJENの呼びかけで、教師、女性ソーシャルワーカー、地元有力者などをメンバーとし、学校運営委員会が組織されました。
JENによる調査の結果、村人たちは昨年10月の震災の心理的なショックから立ち直れていないことが分かりました。今回のJENの地震教育は、子どもたちに地震のメカニズムや避難方法を知ってもらい、安心して学習に取り組める環境を整えることを目的にしています。
学校運営委員会は他の村人たちにも参加を呼びかけたようで、研修参加者は予定より大きく上回りました。参加者同士で活発な議論が交さました。ある老人が「地震はアッラーの仕業だから仕方がない」と言い、JENの現地スタッフが「それではあなたは何もせず大地に寝ていればアッラーが口にパンを入れてくれるのですか」と返すと、会場は笑いの渦に包まれました。
アサヒコム「国際支援の現場から」 好評連載中!
★★郵便振替以外の募金方法★★
郵振振替⇒こちら 銀行、ジャパンネットバンクからのご寄付は⇒こちら
クレジットカードでのご寄付は⇒こちら
9月 14, 2006 地震教育, 教育支援 | Permalink