2007年9月 6日 (木)
スポーツが救った命
ハベリ郡べディ地区にて、地震被災児童対象のスポーツ大会を開催しました。スポーツ大会の開催は、地震発生以来初めてとのこと。久しぶりに他の学校との交流を含めたスポーツ大会を実施することができ、大盛況でした。
いちばん最近にべディ地区で開かれたスポーツ大会は、2005年10月7日、地震発生の前日でした。このときの種目は今回と同じバレーボール。優勝したのはモリメダン高校でした。モリメダン高校はこの勝利を祝って、10月8日は休校にしたそうです。しかし、皮肉にもその日、地震が発生しました。モリメダン高校は一度目の揺れで校舎が全壊。幸い、学校が休みだったため先生も子ども達も全員無事でした。偶然の出来事ですが、スポーツは心の癒しになると同時に、命を助けることもあるのです。
スポーツ大会後、モリメダン高校の先生から寄せられたメッセージです。
「地震の後、気持ちがふさぎこんで授業でもスポーツを行ってきませんでした。久しぶりに子ども達がこんなに喜んで体を動かす姿を見て、スポーツの大切さと喜びを思い出しました。これからは、毎日練習をして次のスポーツ大会の準備をしたいと思います」
★ ★ パキスタン 活動報告会 ★ ★
~ 新たなミッションに着手したJENのプロジェクトとは? ~
■ 報告者:大野 健太 (写真:左端)
(JEN東京本部事務局 海外事業部プログラムオフィサー)
■日時:10月9日(火)18時半~20時半
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9月 6, 2007 教育支援 | Permalink
2007年8月23日 (木)
JENの支援がべディに届いた日
世界宗教者平和会議日本委員会様と支援者の皆さまからのご支援のもと、ハベリ郡べディ地区にて地震被災児童を対象にした教育支援事業を実施しています。
べディ地区は、ハベリ郡の中でも特に地震による甚大な被害を受けた地域です。しかしアクセスの不便さから、これまでJEN以外に教育支援を実施する団体はありませんでした。
べディ地区までの道のりはとても険しく、JENのフィールド(現地)事務所からは車で4時間から5時間以上かかります。12月から3月にかけては雪のため道がとざされ、べディ地区まではアクセスできません。また、年間を通して降水量が多く、毎日降り続く雨により土砂崩れが頻繁に起こります。そのために、急勾配の道路はすべりやすく、経験豊富な運転手と一緒にゆっくりと時間をかけてべディ地区内を移動しています。
この”究極の山奥”にあるべディ地区で、JENは地震被災児童の教育環境改善を目的とし、
①心のケアワークショップ
②教育・スポーツ用品の配布
③スポーツ大会
を実施しています。
降り続く雨の中、時には道路の途中で立ち往生するなど、実施にはさまざまな困難が伴います。しかし、地元の人たちの厚い歓迎を受けながら、短い夏の間に効率よく事業を実施していきます。
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8月 23, 2007 教育支援 | Permalink
2007年8月 9日 (木)
パキスタン・子どもたちのアートワークショップ
株式会社三井住友海上火災様のご支援のもと、JENは(特活)子供地球基金と協働で、地震被災児童を対象にアートワークショップを開催しました。
このワークショップは、昨年スリランカで実施した津波被災児童向けのアートワークショップに引き続き開催されたものです。
仲間と一緒に絵を描くことを通じて、被災した子どもたちの心のケアをするだけではなく、世界の子ども同士が絵を通じてお互いを支え合う、という役割も果たします。
昨年スリランカでこのワークショップを受けた子どもたちからの応援のメッセージが、今回パキスタンの子どもたちに届けられたことになります。
JENが事業を実施しているハベリ郡では、学校で絵画の授業がありません。
筆と絵の具を使って絵を描くのはこれが初めてという子ども達は、思い思いに自分の気持ちを絵で表現できる楽しさを知りました。
参加した子どもたちは、「みんなとお絵かきできて楽しかった。これからもまた続けたい」「絵を描くことで他の国の子ども達を助けることが出来ると思うとうれしい」と、初めての体験に大喜びでした。

写真:(C)JEN/子供地球基金
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8月 9, 2007 企業の皆さまからのご支援, 教育支援, 現地からの報告 | Permalink
2007年7月26日 (木)
学校テントのその後
5月31日、ジャパン・プラットフォーム様と個人や団体支援者の皆さまからのご支援による教育環境改善支援が無事に完了しました。現在、現地の人々から感謝のメッセージが続々と届いてきています。
子どもたちからは、
「補強テントのおかげで、雨による水漏れや、強風から身を守ることができました」、
「ありがとう!」といった声が多く寄せられています。
また教師からも、
「JENが学習机・椅子と学校のテント補強を実施してくれていなかったら、子どもたちはまだ野外の切り株の上で勉強していたでしょう」との声が届きました。
「テントの補強方法を実演で教えてもらったので、今後自分たちで補強するために非常に役立つ」、
「防災教育のトレーニングを受けて、地震後の子どもが抱えるストレスにどう向き合えばいいか分かった」という声も届いています。
JENはバーグ県ハベリ郡で、延べ64校に対して、学校テントの補強、学習机・椅子の配布(小学生のみ対象)、学校防災教員研修を行ないました。そして、計11,247人にのぼる生徒と教師たちの教育環境を改善することができました。
7月 26, 2007 地震教育, 教室用大型テント配布, 教育支援 | Permalink
2007年6月28日 (木)
ルーヤンカルサン女子小学校の女の子からのメッセージ
ルーヤンカルサン女子小学校は地震によって校舎が全壊しましたが、JENが学校再建を行い、現在、教師1名、87名の女子生徒が通っています。
この学校は幹線道路から20分ほどの岩山を登りきった、険しい丘の上にあります。子ども達に会うためにはこの激しい山登りをしなくてはいけませんが、丘の上にはいつも元気いっぱいの女の子たちが迎えてくれます。
この学校に通う、アニーサ・アタちゃん(10歳)からのメッセージです。
「地震のことを思い出すと悲しくなるので話したくないです。学校の授業ではウルドゥー語の時間が一番好きです。JENが建てた学校は冬の間も暖かくて雨が降っても勉強ができるので大好きです」
ハベリは年中通して雨が多く、冬は激しく雪の降る厳しい気候です。子ども達が勉強に集中できる環境には屋根のある学び舎が必要です。JENは今後も更なる学校再建を視野に入れながら、活動を続けていきます。
6月 28, 2007 地震教育, 教育支援, 現地からの報告 | Permalink
2007年4月 5日 (木)
みんなで力を合わせれば!
カシミール州ハベリ郡では、山頂に残る雪も少なくなり、緑が一斉に芽吹いてきました。ここ3、4日は夜間に扇風機が必要なほど暖かくなっています。パキスタンへ赴任して始めての厳しい冬を乗り越えて温かい春を迎えましたが、相変わらず雨はよく降っています。
2月中旬から3月下旬までは毎日のように雨が降り続き、現在進行中の教育環境改善と水衛生の事業の進捗に影響がでましたが、できるところから住民の力強い協力を得て、進められてきました。
JENの事業地は震災で大きな被害を受けたバーグ県の中でも特にアクセスの厳しい山岳地帯です。そんな過酷な環境にあるにもかかわらず、テントに机を配布する作業では、道路から2キロも離れた険しい山道を登ったところにある学校テントまでの机の運搬を雨の中、女子生徒までもが手伝ってくれました。
震災後、2度目の厳しい冬を自分たちの力で乗り切った住民には、自信を取り戻しつつある穏やかな表情が浮かんでいます。
4月 5, 2007 教育支援, 現地からの報告, 生活、風土、習慣 | Permalink
2006年10月12日 (木)
衛生教育ワークショップ開催
JENは9月15日と20日、事業地のカシミール州ハベリ郡にある2つの村で、学校に通う子どもたちと保護者に対し、衛生教育のワークショップを開きました。
村の子どもの間では下痢や皮膚病が多く、不衛生な環境が原因とされています。JENの衛生教育は、震災後の子どもたちが新しく設置されたトイレや手洗い場を適切に使用し、学校の基礎的な衛生環境を整えることを目的としています。ワークショップではJENのソーシャルワーカーが自身の病気になった体験を交えながら、食べる前やトイレの後は手を洗うこと、下痢になった時の対応、安全な水の確保のしかたなどについてなどについて教えました。
またワークショップで得た知識を村人に実践してもらうため、衛生キットも各家庭に配布しました。キットの内容は村人の普段の生活に合わせたものを選びました。
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10月 12, 2006 教育支援, 衛生教育 | Permalink
2006年9月14日 (木)
アッラーと地震
JENは8月17日と19日、事業地のカシミール州ハベリ郡にある2つの村で、学校運営委員会に対し地震教育の研修を行いました。
今年5月にJENの呼びかけで、教師、女性ソーシャルワーカー、地元有力者などをメンバーとし、学校運営委員会が組織されました。
JENによる調査の結果、村人たちは昨年10月の震災の心理的なショックから立ち直れていないことが分かりました。今回のJENの地震教育は、子どもたちに地震のメカニズムや避難方法を知ってもらい、安心して学習に取り組める環境を整えることを目的にしています。
学校運営委員会は他の村人たちにも参加を呼びかけたようで、研修参加者は予定より大きく上回りました。参加者同士で活発な議論が交さました。ある老人が「地震はアッラーの仕業だから仕方がない」と言い、JENの現地スタッフが「それではあなたは何もせず大地に寝ていればアッラーが口にパンを入れてくれるのですか」と返すと、会場は笑いの渦に包まれました。
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9月 14, 2006 地震教育, 教育支援 | Permalink
2006年6月 8日 (木)
学校再建事業を開始
JENは今年の1月~4月まで、地震で学校が壊れ、寒さの厳しい冬青空教室で勉強する子どもたちのために、教室用大型テント249張を配布・設置しました。
5月1日から、ハベリ郡バダル区にある2つの村の公立小学校2校を対象に学校再建を開始しました。再建される校舎は耐震構造になります。
多くの子どもたちは地震が起きたのは宗教的な理由だと信じ、また地震の恐怖心は心の傷となって残っています。JENは、地震の正しい知識を伝えることで、子どもたちの心の傷を軽減して行きます。
ダラハス村 アジブ 君(11歳)
『地震があったとき、授業中で教室の中にいました。突然地面が大きく揺れ始めました。生徒たちみんなががパニック状態で出口に殺到したので、僕は教室の後ろ側の席からなかなか出口に辿り着けませんでした。
そんな時、壁の一部が崩れて、教室の建物が大きく傾きました。僕がちょうどドアを抜けようとしていた際、ドアが勢いよく閉まってしまい、そこに足をはさまれて動けなくなりました。その傷跡は今でも残っています。
そんな状態で30分もした頃、村の人たちの声が聞こえて来て、教室内に閉じ込められていた生徒たちもみな助け出されました。』
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6月 8, 2006 学校再建事業, 教育支援 | Permalink
2006年6月 1日 (木)
249張の教室用大型テント
4月30日に、事業地バーグで、現地スタッフと一緒にささやかな『お疲れさま会』を行いました。
2006年1月年4月末までに、調査した学校数198校、設置した総テント数、249張。思えばあっという間に過ぎてしまった4ヶ月でした。
冬季の天候不順、積雪、雨、雹を始め、春の雪解け水による土砂災害、落石の恐怖、そして何より険しい山道。『198校と249張』・・・厳しい自然を相手に、JENスタッフたちが日々積み重ねた結果です。ここまで決して楽な道のりではありませんでした。
しかし、学校に戻ってきた生徒たちの笑い声と、村人たちの笑顔、また感謝の言葉が、JENスタッフにとって一番の報酬です。
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6月 1, 2006 教室用大型テント配布, 教育支援 | Permalink
2006年5月18日 (木)
厳しい試験
パキスタンでは4月の中旬から5月上旬にかけて、約2週間のテスト期間があります。特に高校では、センター試験のような全国共通の試験問題が配布され、テスト中は政府からの試験官がカンニングなど厳しくチェックしています。
高校生にとっては、進路を決定してしまうこの試験は高校生にとても重要で、生徒たちは皆必死に勉強しています。中には必死になりすぎて、カンニングする生徒もたまにいるそうです。
JENスタッフが視察中にあった出来事ですが、一人の女子生徒がカンニングを指摘され、教師に呼び止められました。「カーペットの下に何か隠しているだろう」と教師が迫ると、その生徒はシートの一部を足で抑えながら「いいえ何もありません」と言い張ります。JENスタッフもあまりに明らかな隠ぺい工作に苦笑して、その押し問答を見ていたのですが、最後には教師が音を上げてしまいました。
レポート提出と長い試験期間が終わると、次の学期に向け春休みです。
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5月 18, 2006 教育支援 | Permalink
2006年4月13日 (木)
山と谷を越えて
現在、JENが教育支援活動を行っている地域は、山あり谷あり川ありと歩くだけでも大変です。事業地までテントを車で運べることはほとんどなく、途中までは車、その後は村人と協力しJENのスタッフが資材を運ばなければなりません。
特にカラリ村の小学校は、山を越え川を隔てた向こう岸にあり、車が走れる道路も橋もありませんでした。JENのスタッフと村人たちで重いテント資材を背負い、15分以上急な山道を登り、冷たい雪解け水の川の中を歩きました。
カラリ村に着いてまず目にしたのは、教科書を大切そうに抱えた大勢の笑顔の子どもたち。その日は祝日で学校は休みなのに、子どもたちは新しい教室(教室用大型テント)を心待ちにしていたのです。
子どもたちの『勉強がしたい!』という気持ちをJENは叶えます。
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4月 13, 2006 教育支援 | Permalink
2006年3月30日 (木)
お行儀が良いのは女の子?!
キャンプ・ジャパンの学校には、小さな子どもたちもやってきます。教室用大型テントの中には、マットを敷いて、子どもたちは靴を脱いで、マットの上に座ります。
6歳以下の子どもたちは、男の子も女の子も1つのテントで一緒に授業を受けますが、小学生低学年の子どもたちは、男女別に分かれます。
女子生徒のテントの前には、きちんとそろえて靴を脱いでいましたが、男子生徒のテントの前はと言うと、靴は脱いだまま! 元気一杯の男の子と、そしてお行儀の良い女の子たちです。
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3月 30, 2006 キャンプ・ジャパン(JPFとの協働事業), 教育支援 | Permalink
2006年3月16日 (木)
初めての授業
授業初日の朝、子どもたちはお父さんやお母さん、お兄さんに手を引かれ、キャンプ学校にやって来ました。子どもも付き添いで一緒に来た家族も、少々不安気でした。テントに入り、先に来た子どもたちの楽しそうな様子を見ると、家族は安心して子どもたちを置いて帰って行きました。
年少組みの子どもたちから、授業を受けるための登録が始まり、その後は学校カバンと文房具が配布され、子どもたちは大喜び!
事前調査によると、キャンプにいる子どもたちの中には、これまで学校に行ったことのない子もいます。キャンプに居る間の、数ヶ月でもここで勉強して、それをきっかけに村に戻ってからも勉強を続けてほしいと思います。
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3月 16, 2006 キャンプ・ジャパン(JPFとの協働事業), 教育支援 | Permalink
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2006年3月 2日 (木)
キャンプ・ジャパンで学校が始まりました!
パキスタン政府からの要請を受け、ジャパン・プラットフォーム(JPF)と参加NGOが協働で、ムザファラバード近郊のタンドリにて約1,700人のための震災被災者のためのキャンプ『キャンプ・ジャパン』を、昨年末に開設しました。
このジャパン・キャンプでは、医療、教育支援、食糧・生活物資配布などさまざまな支援活動をしています。
JENは、教育支援を行っており、教室用大型5張りテントを設置しました。そして2月27日にキャンプ・ジャパンの学校が開校しました。
木の板を50枚ほど教室用大型テントの周りに敷き、子どもたちが雨の時も歩きやすいように工夫しました。
教室用大型テントを設置している時から、子どもたちも手伝いに来て、木の板を運んでくれたり、ゴミを片付けたりしてくれました。子どもたちは学校が始まるのをとても楽しみにしており、授業初日には、雨にもかかわらず約200人の子どもたちが学校にやって来ました。
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3月 2, 2006 キャンプ・ジャパン(JPFとの協働事業), 教育支援 | Permalink
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2006年2月23日 (木)
雪ニモ負ケズ・・・
バーグ県ハベリ地区で行なっている教室支援事業である、教室用大型テントを設置するための前段階である『輸送』はパキスタンの天候の影響を強く受けます。
もともと、バーグへの道路はあまり舗装がされていない上に、地震の影響でさらに悪路になっていまいました。、バーグ市からハベリまでの近道は積雪により閉鎖中のため、輸送は悪戦苦闘の毎日です。現在、物資を輸送するのに普段の倍以上の4~5時間かかっています。
悪天候の影響を最小限に抑えるため、雨や雪が予想される時は時間に余裕を持ってハベリへ物資を輸送し、ハベリにできるだけ配布物資を保管するなどの対応をしています。
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2月 23, 2006 教育支援 | Permalink
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2006年2月16日 (木)
山を動かす村人たちの熱意
JENが教育支援を実施している山間部の村々では、平地の割合が低く教室用大型テント(5×8メートル)を設営することが困難なことがあります。そんな時は、農家の方から棚田を借り受けたり、校舎から少し離れた土地に設置しています。ある時設営日になって突然、設置予定地が使えなくなりました。
他に良い場所がすぐには思い当たらないので、仕方なく設営を延期かなと村人たちに伝えたところ、『大型テントが設置できるように、この斜面をならしたらどうでしょう』との意見が村人から提案されました。急な斜面なため平らな土地にするには、1日ではとうていできそうにないので、他の土地を探した方が良いのではと伝えたところ、『今日1日で大丈夫だから』と言い、早速25人ほどの村人たちがスコップやハンマーなどを皆で持ち寄って作業を始めました。
山肌に突き出る大岩をハンマーで砕き、砕いた岩石を3人ほどで転がして運び石垣を作り、その石垣の内側を土砂で埋め立てていきます。早朝から5時間ほどで、険しい斜面が平地へと生まれ変わりました。
その後、疲れているはずの村の人たちは、テント設置の手伝いも熱心に行い、その日無事に配布を完了することができました。
村人たちの教育に対する熱意が、文字通り山をも動かしたのです。
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2月 16, 2006 教育支援 | Permalink
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2006年2月 2日 (木)
素足の子どもたち
震災後、子どもたちは青空教室で授業を受けていました。そんな子どもたちが少しでも暖かい環境で勉強ができるようにと、JENはジャパン・プラットフォームと国連児童基金(ユニセフ)と協力し、1月上旬よりバーグ県ハベリ地区で、教室用テント、マット(地面にひきます)、黒板、文房具のセットなどを配布しています。これまでに60教室分の教室用テントと文房具用品を配布しました。
現在、バーグは寒さが厳しく雪も降っています。そんな寒さの中、多くの子どもたち靴下を履かず素足に靴です。防寒着も充分ではありません。
今後は子どもたちの防寒着も配布する予定です。
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2005年12月28日 (水)
温かい場所で勉強ができるように
パキスタンでは、震災直後、学校は一時閉鎖されましたが、11月中旬には、ほとんどの学校が再開しました。しかし、震災で学校が全壊または一部崩壊したため、ほとんどの学校で子ども達は屋外で授業を受けています。そのため、JENは、教室用の大型テント(40名収容可能)を200教室に対して配布します。この支援で8,000人の子ども達が、温かいテントの中で授業を受けられるようになります。
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