2019年2月 1日 (金)

旧FATA(連邦直轄部族地域) 中央クラム管区パラ チヤムカニ地区にて、事前KAP調査の主な発見

ジェンの現場スタッフがパラ チヤムカニ地区で事前KAP調査(知識・態度・習慣に関する調査)を開始しました。主な調査の目的は、ジェンの事業開始前における現在の衛生状況や現地の人々の水・衛生のニーズを知る事です。今のところ27の地域を訪問しました。
  
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インタビューの様子
  
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キッチンの様子
  
その調査の結果のとおり、現地の人々は非常に貧しく、基本的なインフラもその地域にはありません。道路状況も悪いです。衛生に関する知識もこれまでハイバル・パフトゥンハー(KP)州に住んでいる人*より乏しく、安全な飲み水がこの地域で主な課題です。人々の多くがわき水や野外の地表水(河川や湖沼などの陸地表面に存在する水)を飲み水や他の家庭用水として使用しています。湧き水は、保護されていないので、結果として汚染している可能性があります。
  
排水溝は、多くの場所でカバーがされておらず、壊れています。ほぼすべての村で、排水溝は、プラスチックバックや包装紙、プラスチックボトルなどで詰まっており、適切なごみ処理システムはありません。ほとんどの場合、トイレはあるものの、トイレ全体の状況はよくありません。
  

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排水溝の様子

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トイレの様子

  
主な収入源は、日雇い労働です。対象地域のほとんどの人は、求人やビジネスの機会が地元にはほとんどないので、出身地とは別の地域で働いています。
  
ジェンは給水や衛生事業を実施しており、この地域の人々はこの地でジェンの事業が開始されたことに喜んでいます。そして、今後は農業、家畜、技術向上といった生計強化のサポートも期待しています。
  
*連邦直轄部族地域(FATA)はアフガニスタンに隣接する,部族による自治が行われていた地域で,2018年5月31日の憲法改正により,KP州に統合されました(外務省パキスタン危険情報詳細2018/7/31)

2月 1, 2019 調査 |