希望の種を蒔いて:レハナさんのお話
32歳でシングルマザーのレハナさんは、2022年の大洪水で大きな被害を受けたダドゥ郡のカニャラ村に住んでいます。彼女は17歳の息子と15歳の息子、1歳の娘を育てています。もともと貧困状態にありましたが、大洪水によって、作物や家屋、インフラ、家畜が壊滅的な被害を受け、生活はより一層厳しいものとなりました。
そんな中、ジェンがカニャラ村の農業支援を開始しました。レハナさんは事業参加者となり、強い意志を持って農業に取り組みました。その結果、リーダー農家に選ばれ、研修で学んだ知識を他の農家に伝えました。ジェンが提供した種子は高品質で高い発芽率を誇り、村全体で作物を長い期間栽培できるようになりました。収穫量が増えたことで、市場で販売することもできるようになり、村の人びとの生活は改善しつつあります。
レハナさんは、収穫物の販売で得た収入で、家計が安定し、子どもたちが勉強を続ける助けにもなりました。経済的に厳しい中でも、レハナさんは子どもたちが勉強を続けられるよう頑張っていました。
さらに、レハナさんはより家計を安定させるために、ミシンを購入して近所の人たちのために服を縫い、ヤギを購入して飼育し、より収入を得るようになりました。彼女の起業家精神は、息子たちにも影響を与え、学校の休暇中に近隣の村で氷を売り始めるなど、家計を助ける方法を見つけました。
ジェンの支援とレハナさんの努力により、かれらの生活の質は劇的に向上しました。単に生き延びるだけでなく、安心感と希望に満ちた未来へと歩みを進めています。レハナさんのお話は、自然災害で大きな被害を受けた村が、支援の力でどれだけ元気になれるかを教えてくれます。
皆さまのご支援が、厳しい環境にいる人びとに希望と笑顔を届けることができます。JENサポーターになって、私たちと共に「生きる力」を支えてください。
▼JENサポーター:https://www.jen-npo.org/monthly/