WASH促進活動で未来を変える:ザイナブちゃんのお話
ザイナブちゃん(11歳)は、セニャニ・ラハイ村出身のWASHクラブキャプテンです。
洪水による避難や健康問題、経済的困窮という厳しい状況を乗り越え、WASHクラブに参加したザイナブちゃんは、学校や地域での衛生習慣の啓発活動に力を注いでいます。
WASHクラブのキャプテンは、学校と地域社会の両方で重要な役割を果たしています。
学校では、手洗いやトイレの使い方など、基本的な水と衛生の習慣を他の生徒に教えたり、正しく実践されているかを日々見守ったりします。
毎週の衛生チェックを行い、結果を先生やクラブで共有するなど、清潔な学校環境づくりをリードします。
地域では、衛生に関する啓発イベントを企画・進行したり、安全な水の使い方を伝えるなど、子どもながらに地域の衛生活動を支える存在です。
こうした活動を通じて、彼女自身も実践力や責任感を高め、周囲に良い影響を与える「変化の担い手」として成長していきました。
ザイナブちゃんの活動は、学校だけでなく、家族や地域社会にも広がりました。家庭内でも衛生的な生活習慣の重要性を伝え、家族全員が清潔な環境を維持するようになりました。そして周囲の人びとに勇気を与え、模範的なリーダーとして認識されています。
ザイナブちゃんのような若いリーダーが、希望と変化をもたらす力となり、地域に新しい風を吹き込んでいます。
私たちは、困難な状況に立ち向かう子どもたちの未来を支えるため、これからも支援を続けていきます。皆様の温かいご支援が、未来を切り開く力となり、さらに多くの子どもたちに希望を届けることができると信じています。引き続き、私たちの活動へのご協力をお願い申し上げます。
※本事業は、外務省「NGO連携無償資金協力」からの助成金やジェンへの寄付金により実施しています。