みんなが利用しやすいきれいな飲み水を、村のすべての家庭へ
ジェンは、2022年の大洪水で甚大な被害を受けたパキスタン・シンド州・カイルプール郡で、水・衛生環境の改善と施設の維持管理能力を強化することを目的とした事業を実施しています。
このブログでは、支援対象の村に住むファルザンドさんの声をお届けします。
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私の名前はファルザンドです。カイルプール郡の村に住んでいます。両親、兄が2人、姉妹が4人います。
私は12歳で、下肢に障がいがあります。貧困と障がいで学校に通い続けることができませんでした。父は日雇いで働いており、仕事を探すために村の外へよく出かけます。家では、私が母を手伝って家事をこなしています。
■支援前の生活
2022年の大洪水で、私たちの村の給水施設が甚大な被害を受けました。それによって、きれいな飲み水が深刻に不足するようになりました。村の人たちは水を手に入れるために、数キロ離れた場所まで足を運ばなければなりませんでした。
私にとってこの状況は特に過酷でした。私はほとんどの時間を家庭で使う水の確保に費やしていました。きれいな水の不足により、マラリア、胃腸炎、腎結石、皮膚病、下痢、嘔吐など、この地域では多くの病気が起こりました。私の母も病気を患っていますが、安全でない飲み水を長期間使用したことが原因かもしれません。
この状況により、村の誰もが苦痛を感じ、疲れ果ててしまいました。
【遠くまで水汲みに行くファルザンドさん】
■地域社会にとっての転機
その危機的な時期にジェンが私たちの村を訪れ、損傷した給水施設の詳細な調査を行いました。調査後、ジェンは直ちに復旧作業に着手しました。
施設の修復に加え、ジェンは健康と衛生に関する啓発ワークショップを開催しました。ワークショップにより、私たちは知識を深め、衛生習慣を改善することができました。
最も大切なことは、給水施設を太陽光発電式に転換し、きれいな飲み水を安定して確保できるようになったことです。
■支援後の生活
今日、私たちの村のすべての世帯(計730世帯)できれいな飲み水が利用できるようになりました。このプロジェクトによって私たちの生活は一変しました。
家族はもう水を汲むために長距離を移動する必要がなくなりました。水に関連する病気も大幅に減少しました。私たちの日常生活は、より楽に、健康的で、尊厳のあるものになりました。
【近くの給水施設で水を汲むファルザンドさん】
■希望の回復
ジェンは、家屋や農地、インフラが破壊された2022年の洪水以降、カイルプール郡のコミュニティに対し、きれいな飲み水の供給、衛生、環境改善の取り組みを通じて積極的に支援を行ってきました。
ジェンの支援は、洪水被害を受けたコミュニティに新たな希望をもたらしました。
【コミュニティの人たちと手を洗っている所】
私たちの村の給水施設を復旧・改善してくださったジェンに、心から感謝しています。
*本事業は、外務省「日本NGO連携無償資金協力」からの助成金やジェンへの寄付金により実施しています。


