復興を支え、災害に備え、子どもたちの未来を紡ぐ
2022年にパキスタンで起きた大洪水で最も深刻な被害を受けたと言われるシンド州・ダドゥ郡で、学校と給水・衛生施設を整備し、子どもの就学促進を目指す事業を継続しています。
パキスタンでは子どもの就学率は44%と世界で2番目に低く、シンド州もその例外ではありません。シンド州では79%の学校が洪水によって損壊。ダドゥ郡では公立小学校の45%で給水施設がなく、36%ではトイレがありません。洪水後、人びとは汚染された水の利用を余儀なくされ、衛生知識の不足から多くの子どもたちが下痢の症状に苦しんでいます。
事業では施設整備に加え、衛生教育の研修を実施し、子どもたちが衛生知識を身に付けることで病気を防ぎ、学校に通えるようになることを目指しています。
教室の改修が必要だった学校のひとつ、Shafi Abad Channaで、学校の譲渡式が行われました。
式典にはダドゥ郡教育局全体を管轄する教育担当官のLiaquat氏が参加。

記念碑にはこの事業の名前と、日本からの支援であることを示すロゴが刻まれています。
大洪水の教訓を踏まえ、災害の再発時に備えることもこの事業の目的です。施設は洪水に耐えられるようトイレの位置を高くする、貯水槽を教室の屋根に設置する等工夫されています。事業前後の写真をご覧いただき、事業によって起きた変化を感じていただければ幸いです。
事業実施前のトイレ

事業実施前の教室内部。壁の半分程の高さまで洪水が襲った跡がある。

事業実施後の教室外観。屋上には太陽光発電で井戸から汲み上げた水を貯める貯水槽を設置。
ジェンは、困難な状況にある地域でひとりひとりの未来を支えるために、支援活動を継続します。引き続き、皆さまの温かいご協力とご支援をよろしくお願いいたします。
※本事業は、外務省「NGO連携無償資金協力」からの助成金や皆さまからのジェンへの寄付金により実施しています。



