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2025年4月24日 (木)

WASH促進活動で未来を変える:ザイナブちゃんのお話

 ザイナブちゃん(11歳)は、セニャニ・ラハイ村出身のWASHクラブキャプテンです。
 洪水による避難や健康問題、経済的困窮という厳しい状況を乗り越え、WASHクラブに参加したザイナブちゃんは、学校や地域での衛生習慣の啓発活動に力を注いでいます。

 WASHクラブのキャプテンは、学校と地域社会の両方で重要な役割を果たしています。

 学校では、手洗いやトイレの使い方など、基本的な水と衛生の習慣を他の生徒に教えたり、正しく実践されているかを日々見守ったりします。

 毎週の衛生チェックを行い、結果を先生やクラブで共有するなど、清潔な学校環境づくりをリードします。

 地域では、衛生に関する啓発イベントを企画・進行したり、安全な水の使い方を伝えるなど、子どもながらに地域の衛生活動を支える存在です。

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  こうした活動を通じて、彼女自身も実践力や責任感を高め、周囲に良い影響を与える「変化の担い手」として成長していきました。

  ザイナブちゃんの活動は、学校だけでなく、家族や地域社会にも広がりました。家庭内でも衛生的な生活習慣の重要性を伝え、家族全員が清潔な環境を維持するようになりました。そして周囲の人びとに勇気を与え、模範的なリーダーとして認識されています。

 ザイナブちゃんのような若いリーダーが、希望と変化をもたらす力となり、地域に新しい風を吹き込んでいます。

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 私たちは、困難な状況に立ち向かう子どもたちの未来を支えるため、これからも支援を続けていきます。皆様の温かいご支援が、未来を切り開く力となり、さらに多くの子どもたちに希望を届けることができると信じています。引き続き、私たちの活動へのご協力をお願い申し上げます。

 

※本事業は、外務省「NGO連携無償資金協力」からの助成金やジェンへの寄付金により実施しています。


4月 24, 2025 水衛生改善 |

2025年4月17日 (木)

WASHクラブで育つ変化の担い手

 【WASHクラブが結成されるまで】
 2022年、パキスタンのシンド州ダドゥ郡を襲った大洪水では、汚染された水や不十分な衛生環境により、感染症が広がりました。特に下痢、コレラ、チフスなどの水系疾患が増加し、皮膚や呼吸器の病気も深刻化。医療機関は対応しきれず、衛生や健康環境の改善が急務となりました。

 ジェンは、ダドゥ郡で学校の再建と衛生教育を進める事業を開始し、WASH(水と衛生)クラブを設立。ゲームや体験を通じて、子どもたちは衛生知識を学び、それを家族や地域に伝えています。地域に根ざした衛生改善を子どもたちが担い、持続的な変化を生み出しています。

WASHクラブの活動】
 WASHクラブでは、こんな活動をしています。

・各学校で、対象生徒に衛生促進キャンペーンを行う。
 水の衛生、虫が媒介する病気やその予防(蚊に刺されない方法や蚊帳の正しい使い方など含む)、石鹸を使った手洗いなどの下痢の予防や対処法、適切な学校施設使用法など

・石鹸を使った手洗いを実践してもらうため、1日の中で、石鹸での手洗いのタイミング(調理・食前・排泄後)についても説明する。

・他の生徒たちが衛生促進キャンペーンで学んだ知識や習慣を家族や地域住民にも普及するよう促す。

・キャンペーン以外にもクラブ活動で学んだことを実践し、他の生徒に教える。

・家族や学校の地域住民を対象に、野外排泄のない環境(ODFopen defecation-free)を実現するため、クラスの仲間と協力して衛生促進活動を行う。


 【体験学習】
 体験学習では、ポスター作成やクイズなどを通じて、楽しく衛生に関する知識と意識を深め、行動変容できるよう工夫しています。

 いくつかのポスターをご紹介します。

 1 ちょっとした物語です。ゴミ箱の物語。ゴミ箱は、「ちゃんと使って」と伝えています。

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2「床を掃除しましょう」シンディー語で、床の掃除について書かれています。

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 3 12回歯を磨くことに関するメッセージです。

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 次回は、このクラブのキャプテンとして活躍するメンバーについてご紹介します。

4月 17, 2025 水衛生改善 |