政府女子小学校「ワラサック」のトイレ建設の様子
ジェンは、テロや紛争、宗派間の争いの影響で学校や衛生施設が破壊され、パキスタンでは最も取り残された県であるクラム県で、衛生環境の改善と生徒の就学(特に女子生徒)の増加を目指し、学校インフラの改善を行っています。 写真(1)は、クラム県下部地域にある政府女子小学校「ワラサック」での1月中旬時点のトイレ建設の様子です。この学校には、285人の生徒に対して、既存のトイレは2つしかありませんでした。トイレの設備が整っていないことは、生徒の就学を妨げる要因となります。トイレを整備することで、生徒たちは安心して学校に通えるようになります。 冬の影響が比較的少ないこの学校のトイレ建設は、順調に進んでいます。写真(2)は、6月初旬時点で、トイレの内壁と外壁の左官工事がちょうど終わったところです。 写真(3)は、7月中旬時点です。浄化槽と浸水ピット(砂利や岩等を通して浄化槽からの排水をろ過する機能を持つ)やトイレの設備の設置はまだですが、セメントが乾き、周辺の清掃が終了しています。その間、教室の建設も、順調に進んでいます。 今後も引き続き、皆様に進捗状況をお知らせしたいと考えています。 尚、パキスタンの広範囲の地域では、現在大洪水の影響を受けています。被災者の人びとは大変厳しい生活を強いられていますが、ジェンがこの事業を実施している地域では幸いにも大きな影響は出ておらず、事業を継続出来ています。 ジェンは、大洪水被災者の生活再建を支えさせていただくため、緊急募金を行っております。ひとりでも多くの方の暮らしを支えさせていただくため、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。 ▼パキスタンの活動に寄付をする https://jen.secure.force.com/?dt=1&pt=0... ▼クラウドファンディングで寄付をする |
https://readyfor.jp/projects/jen_pakistan
トイレ2基(奥:建設途中の様子)
浄化槽(浸水ピットの真横:四角でレンガが敷き詰められた様子) 浸水ピット(手前:円筒上にレンガが敷き詰められた様子)
トイレの内壁と外壁の左官工事がちょうど終わったところ
セメントが乾き、周辺の清掃が終了した様子