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2019年2月20日 (水)

飲料水の供給スキームにおける調査

ジェンは中央クラム管区における水と衛生(Water, Sanitation and Hygiene: WASH)事業に向けたパラ チヤムカニ地区での飲料水の供給スキームの実現性評価を終えました。提案されたスキームは、クラム管区の地方行政により任命され、ジェンは30以上の飲み水用の構造物を訪問しました。

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調査結果のとおり、クラム管区における主な飲み水の給水源は天然の泉です。天然の泉は、定流の中の底から加圧された水が湧き出した特殊なタイプの地下水源になります。全ての天然の泉は、石や他の物質(砂利、砂、沈泥)といった地下の部分からなる帯水層によるものです。掘り抜き井戸や、手押しポンプ用井戸、掘り井戸/開放井戸のようなその他の飲み水の給水源は、うまくいっていません。なぜなら、ジェンの対象地域は、起伏のある硬質の地形で地滑りの地域であるからです。

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この対象地域へのアクセスは、大変難しく、その道はほとんどウルドゥー語とパシュトー語で「カチャ」(コンクリートの道でなく、舗装されていない)です。夕立ちや豪雪が続く期間と共に、冬の時期は既に始まりました。気温は、5度低くなり、建設作業は、2月まで実行できなくなります。そのような厳しい天気の中、事業参加者のところに行くのは非常に危険になります。と言うのも、事業参加者の村へ進む道は狭く、滑りやすいからです。もし安全対策をよく知らなれば、山岳地帯であるため、そのリスクは高いです。

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エンジニアたちが実現性評価の報告書を準備するために、車や徒歩で4から5時間の長い移動するため、水源を訪れることはとても難しいです。全ての飲料水の供給スキームは、ジェンの基準を満たしませんが、ほとんど全ての村が小さな水源からの飲料水の供給スキームを必要としていました。少ない理由は、技術的なスキームの非実現性、コミュニティ双方の不和、そして高い予算でのスキームにおける少ない人口の数になります。 最終的に、ジェンのチームは、10の飲料水の供給スキームを選定しました。そこは、事業参加者がより紛争の影響を受けており、技術的な基準も満たしていました。ジェンは、建設関連の作業をするために天気が良くなれば、これらのスキームを恐らく3月初旬には開始できるかと思います。

2月 20, 2019 水衛生改善 | | トラックバック (0)

2019年2月 1日 (金)

旧FATA(連邦直轄部族地域) 中央クラム管区パラ チヤムカニ地区にて、事前KAP調査の主な発見

ジェンの現場スタッフがパラ チヤムカニ地区で事前KAP調査(知識・態度・習慣に関する調査)を開始しました。主な調査の目的は、ジェンの事業開始前における現在の衛生状況や現地の人々の水・衛生のニーズを知る事です。今のところ27の地域を訪問しました。
  
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インタビューの様子
  
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キッチンの様子
  
その調査の結果のとおり、現地の人々は非常に貧しく、基本的なインフラもその地域にはありません。道路状況も悪いです。衛生に関する知識もこれまでハイバル・パフトゥンハー(KP)州に住んでいる人*より乏しく、安全な飲み水がこの地域で主な課題です。人々の多くがわき水や野外の地表水(河川や湖沼などの陸地表面に存在する水)を飲み水や他の家庭用水として使用しています。湧き水は、保護されていないので、結果として汚染している可能性があります。
  
排水溝は、多くの場所でカバーがされておらず、壊れています。ほぼすべての村で、排水溝は、プラスチックバックや包装紙、プラスチックボトルなどで詰まっており、適切なごみ処理システムはありません。ほとんどの場合、トイレはあるものの、トイレ全体の状況はよくありません。
  

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排水溝の様子

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トイレの様子

  
主な収入源は、日雇い労働です。対象地域のほとんどの人は、求人やビジネスの機会が地元にはほとんどないので、出身地とは別の地域で働いています。
  
ジェンは給水や衛生事業を実施しており、この地域の人々はこの地でジェンの事業が開始されたことに喜んでいます。そして、今後は農業、家畜、技術向上といった生計強化のサポートも期待しています。
  
*連邦直轄部族地域(FATA)はアフガニスタンに隣接する,部族による自治が行われていた地域で,2018年5月31日の憲法改正により,KP州に統合されました(外務省パキスタン危険情報詳細2018/7/31)

2月 1, 2019 調査 |